PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
大阪展最終日は、
本づくりの技術に焦点をしぼったトークに。
2冊目のススメ。
「しげい帖」がまずは、
どんな構成で成り立っているのか
を分析してみた。
パワポ資料をつくりながら、自分でどんどん
面白くなってきて、
俯瞰して、「人に伝える」に変換出来た気がした。
しげい帖は
「私の記憶」「マチの人との交換日記」「マチの共通情報」
という3つの観点から構成されていて、
それが36ページの紙面のなかで気持ちよく配分されている。
それぞれが絡み合って、読み手の「記憶のスイッチ」を
押していくから、知らない人にとっても
なにかしら共通した「なつかしさ」「いとしさ」を
感じる仕掛け。が、計算されているのです。
あまりこういう話をしたことがないのですが、
あまりにも「はじめの1冊」ということがひとり歩きして
中身の話がされてない状況がつまんなくなってきたので
プロとして、読み手を意識しながら
かなり巧みに構成しているんですよ~で、そういうのが
見えないようなサイズ感やデザインや文字の大きさやらを
これまた工夫しながら、いまのカタチが出来ているのですよー
って話をしてみました。
この1年、いろんな意味で自信を無くすことが多く、
むーーーーと思っていたのですが、先日ふと、
「自信がないというのをやめる宣言」をして、
じぶんがやってきたことをちゃんと認めてあげることに
したのです。ちゃんとやってきたじゃん、私、って
誉めてあげながら。今年の残り2か月を
もうちょい「変化」に費やしたいと思う。