「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

大阪レイニーブルー

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とんど焼きの高津神社は雨だった。
傘をさしてのライブはどーかなと思いつつ、
どうしても見たい木村さん。
ぬかるみの足元、なんとか傘なしでいけるぐらいで
いつものヤジがとぶ。「キムラ~ はよやれ~」
「やかましーわれ。飲ませろや」
高津神社には、ものすごく等身大の大阪ミナミの姿があるなあ、と
いつも思うの。桜の時もおなじ。
飲み屋のママがいたり、常連客がいたり、地元の人がいたり、
なんかえべっさんとかとはまたちがう場所。
ホットワイン飲んでると、ハワイ庵のちゅーさんに逢って、お互いのイヌの話をして、
20年ぐらいの時間が戻ってくる。


そして、木村さん。
雨の高津神社らしくね、スタートは
『大阪レイニーブルーaka蛸焼き橋』
♩うち 3時間も待ってたんやで 道頓堀川、タコ焼き橋で
噴水見つめて 待ってたんやで うちのこと嫌いになったんかいな
そやったら それでええけど そうやったら しょうがないけど
悲しかったんやで 涙でてきたんやで WOWWOW
うち ひとりでパチンコしたんやで 
フィーバー2回もじゃらじゃらでたけど
涙のほうがもっと出たんやで うちのことあきてしもたんかいな♩

あずみけいこちゃんの声で聴いたのがはじめてだったかな。
今朝はゆっくりめのレゲエばっかりきいていたので
んちゃんちゃとはじまるイントロがきこえてきて、きゃあ。
雨のなか、浸みる。きょうはとくに胸にしみる。たまらん。
うちアホやからね、雨まで降ってきたやんか!!
あの頃は、こんな大阪弁が似合う女にはなれんやろなあと思いつつ、
考えたら長い間、大阪ミナミで暮らす。歌の歌詞とおんなじ町で暮らす。

続いての、『おそーじおばちゃん』からの、
ここで絶対ききたかった『天王寺』
♩柵のなかった公園で~~~♩ってとこが大好き。
ここでこれをきくのがマスト。木村さんのマチオモイ。な気がする。
途中、パンツをかぶる唄みたいなアホなんがあって、
からの『胸が痛い』『胸が痛い』。
思わず涙が出てくる。はっとなる。ぐさっとなる。
胸がぎゅるるると締め付けられるような天使のダミ声。
心がはりさけそ~さあ~~~。
ゆらゆら ふらふら いつのまにか30年ぐらい
この大阪にいてる わたしの 血や 肉 だいぶ、おおさか
もう1杯ホットワイン、とおもったけど、手ぶらできたからお金がない。
アンコールという声がいつのまにか
アルコール、アルコールの大合唱になってんのがアホで可愛い。

ラストは『いつかきた町』
この詩は、「さこ大介」さん。彼の詩がすきでね。
この曲もぜんぶ歌える。誰よりも大きな声で、いってみよー!!っていえる。
2番までフルで歌えるねん。実は、これはギターでもちょっと弾ける(正確には、弾けてた)
♩夕陽追いかけ走り出し両手でつかもうとしたまま
今日まできたけどふりむけばそこにある
背の十倍もある電信柱や草ぼうぼうの裏の原っぱ
いつかきたまちだよ、心にのこってた~♪

帰り道は、イヤホンがなかったので、
ポケットの中でスモサを再生しながら歩く、ずんずん歩く。
20180108-tondo1.jpg
あえなかったけど、チルドレンのゆうこさん。
ゆうこさんのFBからお借りした写真です。

2018年1月 8日 21:39  |  
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