PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
(覚書6)
つづきます。
次の日は、もうひとつの畑の収穫。
ここの畑には、ピカピカの元気な子がたくさんいる。
「胸が晴れるね!!」
と、つい口走ってしまうほど。この畑の作物はだんぜん良い。
弟家族と合流してざくざくと収穫していく。
ここならお客様に胸をはって、いいデコポンを届けられそうだ!!!
だいぶ気が楽になる。
でも、一方で昨日の夜の話を思い出して、
まだ青いコや、ヒヨドリに食べられてしまったコ、
小さくてか弱いコ、変な形のコ、
この子たちは本当に「ダメなコ」なのだろうか???と考えるようになった。
本当にダメなコなのだろうか?
答えはまだわからないけど。「幸せの基準」って、もっと幅広いのではないかな。
と思うようになっていた。
わからないけど、写真を撮ってみた。
面白いカタチ、は、私もこういう仕事をしているからそこはよくわかるよ。
傷もわかる。でも、キズのコは長持ちしないんだ。
荷物のなかで早く腐ったりするんだ。傷でもいいよ、という人の荷物のなかで
早く腐ってしまうコが居たらかわいそだなと思う。
それでも、いろんなコの写真を撮ってみたよ。
可能性だらけ!
っていうらしい。そういう状態。
そうか、可能性だらけなのか!!!
不思議だね。
コトバのちからって。
自分のしごとなのにね。