PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
広島のなっちゃんがいった。
「広島じゃけ、だいじょうぶよー」
尾道のけんごくんがいった。
「日本じゃけ、絶対あるよー」
シンポジウムでいった広島市内の会場に手帳を忘れて、
ひどく落ち込んでいる私に親友たちがかけてくれた
コトバ。
「取るような人はおらんけー」
そして、きょう。
会場のクリップ広島の女性から
かわいい手紙つきで手帳が戻ってきた。
お礼状を書いた。
あったかいきもちが広がった。
ここんとこ、
ピンチでしかないとおもっていたことが
大きな温かいものに変化していく過程を感じている。
ま、忘れ物スーパースターの言い訳ではあるが。
なんかいい。
広島じゃけ、だいじょうぶ。
ん?
どこかで似たような言葉をきいたことがあるぞ。
26歳のころ四国をひとりで自転車でまわったときだ。
雨続きでずぶ濡れになった私に
道を教えてくれたトラックのおっちゃんが
「次に道をきくなら、高知ナンバーの人にきき。
悪いひとはおらんから」
いいなあ。マチオモイのあるマチ。