PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
私たちにとっては
2回目のウィーンの第九。しかし、
今回は、楽友協会、あの黄金のホールでの演奏会で
しかも、日本から35名もの
合唱団がここに参加するという夢企画を
ちょこっとレポートしに
いきました。レポートというか、目で見ておく、
肌で感じておく、その場にいることが
とても貴重で、いれるときにはいておこうという。
2回目ともなると、
ちょっとだけですが勝手がわかるのです。
楽屋口の入り方とか、なにがどのへんにあるのかとか
写真禁止なのにウィーンの人は
携帯でがんがん撮るで、とか。でも、日本人はちゃんと守ろうとするよ、とか。
そういうとこアバウトでええなあと思う一方、
私はやっぱり、やめとこ、って思うの。
だってそういう仕事なのだからね。
日本なら、楽屋口も「パスは?会社名は?申請は?」と厳しく聞かれるところですが
ここはゆるめ。え、ゆるくない?と思ったことを佐渡さんにつたえたら
「ああ、そうかなあ、そうやなあ。
芸術のまちで人を信じられへんかったら、かなしーやろ?」と
おっしゃってて。すごくそれを覚えています。