PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
美香「おとうちゃんの一番の親友はやっぱりメグさん?」
サチロウ「まあ、ほうじゃのお。釣りにいったり、イカ突いたり、高校は別じゃったけのお。私は土生にいったし、メグしゅうは北高じゃったんじゃけどのお。土生は、あの頃じゃったら、ちょっと頭がええやつがいったんど。じゃけ、重井から土生へいった、というのは自慢じゃったんじゃ。ほんで、青年団の団長をわしがやりょってから、副団長がしょうちゃんで、会計が今きょうまるじゃったんかのお・・・ほんで、きょうまるがあんまり会計ができずに、誰か助けてくれえおもよって、めぐしゅうは、青年団の一級上の会長と仲が悪かったけひっこんどったんじゃけど、わしが、助けてくれえゆうて、わしのサポートをメグさんがしてくれるようになったんよ。お母ちゃんと結婚するよりも前のころじゃのぉ、青年団じゃけ。そっから消防団になるんじゃけど。その頃からずっと、やっぱり、めぐしゅうが近いのぉ。今回の同窓会も重井からいったんは、6人かのお。ようけ死んだけのぉ。じょうたのおばちゃん、おっちゃん。徳六のてっちゃん、散髪屋、メグしゅう・・・」
美香「同窓会はたのしかったんじゃろ?」
サチロウ「ほうよ、ええあんばいで飲んでカラオケ歌ったりしょったんよのぉ。ほんで、階段から落ちてしもうて・・・気が付いたら、病院じゃった。わしゃ、三原の病院におるんかと思ったのに。大阪におったんじゃのぉ。えらいことになってしもうた。ほんでもまあ、こうやってのぉ、昔話ができるんもえかったわ、わしゃ、もう寝るど。おまえも、はよう、帰れ」
楽しかったのならよかったね。
2018.05.18 吹田 徳州会病院 南館655室