「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

今日気付いた感情

ぼちこつ2日目を終えて、
FB発信するのが精いっぱいで、ブログが追いついていない。
頭がずっと興奮状態にあるので眠りが浅くまた
はやくに目が覚めてしまう。少し書いて、二度寝しよう。
少しだけ暑さがゆるんだので8時台のお散歩がなんとかいける。
毎日、心強いしっかりものの、ぼちこつフレンズが、
レジ回りを守ってくれているのでとても助かる。

さて。今日だれかとはなしていて気付いた感情。
あ、のりちゃんか。いや、その前の人、だれだっけな。

ふるさとが被災する
父のトラックの浸水、スイカ畑の浸水
お墓の倒壊した写真に衝撃をうける

ふるさとの友人たちのスピード感あふれる支援体制に感動

自分の役割を考え続ける

「私を助けて」と言いずらいことに気付く

「重井町を助けて」なら言えそうな気がする

墓地~「ぼちぼち」。骨「こつこつ」
「あ!!」 ぼちぼち&こつこつプロジェクト、という名前が浮かぶ

突然、マイナス因子の出来事がプラスに動き始める。

プロジェクト内容がどんどん膨らむ。企画やチームが見える。実行に移す。

この工程をたどっていくなかで、
ひらめいたときの自分のことばのつくりかたが昔と変わってきたことに
今日気付いたのです。

2011年「マチオモイ」というフレーズを思いついた時はまだそこまで気付いてなかった、
でも、「逢いにいかなくちゃ」を思いついた時は、そこから、その言葉がどんなふうに
人の背中を押すだろうか、人とコミュニケーションできるだろうか、を想像して、いけるとおもって
口にだして、ね、これどう?と人に伝えていた。

2017年の夏、スモサのライブをするときに、尾道のこめどこ&ヤマネコミル食堂の3周年やって。
そんときに「愛をいっぱい コメてミル」というコトバをつくって。
3周年のパーティで、スタッフさんたちが、「コメてミル」をいかにお料理や接客に使えるだろうか、を考えていた。

2018年の夏、「ぼちぼち、こつこつ」というコトバをおもいついて、洒落を効かせたポップな
プロジェクト名であると同時に、迷ったときに人がここに戻れる「芯」のポリシーみたいなものとして、いけるとわかった。お墓の倒壊というかなりレアで強烈なマイナス因子を、プラスに変える力が、ことばにあるとわかった。そして、人に伝えたときの「なんだか、たのしそうな印象」と、
「覚えてしまうかんじ」「日本語、英語、どちらもタイポグラフィにしたときに面白い」と、
「ぼちこつ、と人が勝手に略しはじめるかんじ」が同時に見えていた。

で。ことば的にからっぽになっていた自分が、
「自分のためにつくることば」から、「人が人とコミュニケーションできることば」を作る方に、シフトしてるんだということにはじめて気づく(←ここが気づきです)

あ、それでか!! 昔から、思いついたコピーを、口頭で伝えるのがどうしても恥ずかしくて苦手だったのに、上記に関しては、「ねえねえ、これおもいついてん」と口に出して言うことに恥ずかしさがなかった。どこか確信めいたものと、そこで口に出してみて、コミュニケーションできるのかを試していた気がする。
これは発見だ。

村上美香2.0 の発売かもしれない。

2018年8月10日 05:34  |  
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