PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
ぼちこつ関連で、
賢吾ちゃんがつないでくれた中国新聞記者の
村島さん。わざわざ家まで取材にきてくださった。
「犬、大丈夫ですか?」ときくと
「大好きです。犬派です」
聞けば、熊本の荒尾出身。17年目のベテラン記者さんで
さすがに話しやすい。安心してきいてもらえると
安心して話せる。取材する人を取材しながら、取材される。
ということを実はやってたりする。ベテランか!
でも、こうやって人に話せば話すほど
思いがコトバ化されるので、明確になって、人により伝わりやすくなる
はずなんです。思考も整理されて、話しながら自分の中で
また新しい考えが生まれてきたりするんです。
あ、今日もなんかうまれたな。
そうだ、井戸だ。
村島さんはしげいの寺を取材してくださってる方なので、
内情がよくわかっていらっしゃる。
「重井のお寺は、井戸がいいんですよね。水汲み場があって。
屋号のかいたバケツやひしゃくがおいてあって・・・
あの場所がぜんぶつぶれてしまって・・・そう、なんていうか
ぜんぶじゃなくていいから、あの井戸だけでも、
なにか新しいカタチで生まれ変わるといい。
今回の断水で思い知った、井戸の大切さ。井戸端会議というものが
どんなに地域コミュニティをつくってきたか
大きなビジョンは果てないけど、
そういった小さな井戸端会議というか、開かれたお寺が
井戸を中心に開かれていくなんてすてきかもない」
そんなはなしを最後にした。