PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
退院の日。
お世話になった看護師さんたちに
ひとりひとり御礼をいってまわる母。
上の写真は、メインでお世話してくださった方。
いちばん痛い時につきあってくれて。
涙浮かべて、
「また逢いたいけど、帰ってきちゃいけんよ」
マスクの女性は、着替えを手伝ってくれたり、
日々のお世話をしてくださった。
マスクかけてても美人さん。
すっかり心を許しているお母ちゃん。
「フライパンとかねえ、重たいもの、しばらく持っちゃいけんのんよ」
「はい、わかりました」
「わ、あれ、髪の毛きった?」
「わかる? ともちゃん。気が付いてくれたらうれしいわ」
目がキラキラしてるともちゃん。
「このこが、お風呂に入れてくれるんよ、
まだ新人さん。まだヘタなとこもあるんじゃけど
でもね、がんばれーっておもっとる」
いつでもにこーっと挨拶してくれる新人看護師さん。
手術室のサポートしているしょうこは
今日も、忙しくて顔みることできなかった。
ひろおか先生は毎日「どうや?がんばろな」といってくれる
らしくて。心が軽くなる。信じられる先生がいて
広島弁でお世話してくれる看護師さんがいて・・・
母の1ヵ月の入院生活が
終わろうとしています。