PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
今、この瞬間の姿を写す。
その時間の思い出にこそ、価値がある。
いいかえればそれ以外に
ほしいものなんてない。
と、思い立って、10歳最後の日のまめと
みつを、
しんこちゃんに撮影してもらうことにした。
深いモノクロームの写真。
二匹だけで撮影するのは初めて。
じっとできるかな・・・
椅子のうえにちゃんと乗っかれるかな・・・
ドキドキしながらむかった
撮影のおへや。
ある意味、
人間の撮影よりも
緊張感がある。
瞬間を逃すことができない。
細い椅子のうえに
まめがおすわり
みつがふーせ。
まめはなんとかキープできるけど
みつがドキドキしてギリギリだ。
笑ってるように舌を出しているけど
緊張マックスなのがよくわかる。
しんこちゃんの呼吸。
まめの呼吸、
みつの呼吸、
よし、いま!!
2018年12月16日、10歳最後の日を
しんこちゃんの写真のなかに永遠に納めてもらう。
思い出をつくろう。
今をつくろう。
思い出をつくろう。
今をもっと、もっとつくろう。