PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
UDOUさんが
私の目をまっすぐにみて、自分のことばで
私の質問にていねいに答えてくれました、
「シラーの詩を佐渡さんと構築されていくなかで
最も腑に落ちた部分はどんなところですか」
「最後の2行です。あれはシラーの詩にベートーヴェンが
書き加えたところでしたよね?
こんな音楽ではない!というところ。
どういう意味なのかと思っていたら、佐渡さんが
ここは、"音楽"に限らず、こんな"社会"ではない、こんな"自分自身"ではない、
もっと心地よい世界を~などと読み替えてもいいんです、と
教えてくださって。それで、今年の自分と重ね合わせながら
そういった思いをもって、伝えることができました」
UDOUさんの、最後の2行は圧巻だった、美しかった。
手に持っていた詩をはずして、
まっすぐに観客の方をむいて読み上げたコトバ。
自由の女神、を見せてくれた。