「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

1月17日に

20190117-bento.jpg
2019年の1月17日
わたしは部下のかなえちゃんに
弁当をつくってもらって食べようる。
うまい。その心まるごと嬉しくいとしい。

1995年の1月17日
わたしは弟のこうちゃんと
上新庄のあるマンションで「会社やすみかな」と
少しだけ呑気ながらテレビに映る地震速報に見入っていた。
会社は江戸堀にある學さんが社長をしていた
AZで、独立1年目の新しいオフィスには
お酒がたくさんあって、それが床に落ちて割れて
どぼどぼ。携帯電話もなかったから
会社に電話をしたら學さんが出て、
「けんちゃんと掃除をしてるから、今日は来なくていいよ」
しばらくしてまた電話。
「最悪のことがおこった。Sくんの家族が・・・」
そこからたくさんのことがおこった。
「神戸まで歩いて物資を届ける」みたいな人がたくさんいた。
ボランティアというコトバがまだ馴染みなかった。

その年の春にわたしは結婚式ってものを派手にした。

その年の暮れにわたしははじめて
「サントリー1万人の第九」というプロジェクトの仕事に関わる。
マーラーの復活、という曲が演奏された。
クラシックなんてよくわからないまま
CDのビジュアルを考えた。赤ちゃんのビジュアルで
「もういちど生まれる」をテーマに考えた。

あの頃から。
大事な仕事や友だちはそんなに多くかわっていない
のかもしれない。
かわいい妹や、やんちゃくれの弟たちが
わちゃわちゃと増えている。

かわいい二匹の犬とねー。

2019年1月17日 22:44  |  
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