PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
「わたしは楽観的だろうか、
逆だろうか」
と、マメテラスはきいた。
「悲観的であろう」
と、ミツトンはいう。
「なぜ、悲観的であろうと思うのか?」
と、きくと
「なんとかなるさ、と思うことができず
やはり非常に心配性であるからね。
ほら、やっぱりそうなった!ほらみてごらん。って
思うことがあるだろう」
と、ミツトンは自分のことを棚にあげていう。
「そういう君は、楽観的すぎやしないか」
と、ミツトンにいうと
「そうだ。わたしは楽観的だ。たいていのことは
なんとかなるからね」
マメテラスは思った。
「それは、誰かがなんとかしてきた結果ではないか」
しかし、マメテラスはいった。
「楽観的に考えることを私はこれから望むだろう。
悲観的になってしまうあれこれの事実におぼれそうになったばあい、
君、どうか、私を楽観的に導いてくれたまえ」
ミツトンはいった。
「わかった。私は君に
そう在ることにしようではないか」