「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

ふるえ

ぶあつい2冊の本の両方にでてきたことで
妙に引っかかっているコトバがある。

「ふるえ」

だ、なんのこっちゃだろうね。ぱっときいたら。
とうとう、美香ばーさんになっちまったのか?って思うよね。

その(1)

あなたはよく知っているわ。
それは「ふるえ」よ。世界はふるえているの。
そのふるえが岩であり、水であり、木であり、わたしなの。
いろんなバリエーションでふるえているの。
ふるえて共鳴しあっているの。

わかる。沈黙のなかに、ふるえがある。それを感じる。
(田口ランディ「キュア」302ページより」

・・・・・・・・・・・・・・・・
その(2)

何十年も生きてきたにもかかわらず
あるいはさまざまな体験をしてきたにもかかわらず、そういうピュアな態度を
自然に取れるというのは、なかなかできることではない。
そのためには本当の心のしなやかさが必要であり、
自分を戒める強さが必要だと思う。

りんと胸をはりつつ、ふるえる気持ちを抱いて生きる人。

僕の胸がキュンと動くのは、いつもそういう女性たちを見た時だ。
(岩崎俊一「幸福を見つめるコピー」より)

・・・・・・・・・・・・・・・・
その(3)

思い出してごらん。優しくて純粋な愛を。
ぼくは震えるこころであなたを想っている。

(「ぼくらは簡単なことばで出来ている」序文より)
・・・・・・・・・・・・・・・・

(3)はご存知。10年前に出版したまめの本です。自分の本の冒頭に選んだのは、
フランス人の詩人がかいた詩を引用した。

この「ふるえ」にある共通点があるのは間違いない気がしてるのだけれど
その奥をまた解明できずにいる。

この監禁期間にわたしはこれを考えることにしよう。


あ・・・・・

「いん・ふるえ・んざ」・・・・・・!!!


2019年1月24日 10:39  |  
« ぶあついほん2 | トップページに戻る | 通用しない »
コメントを投稿


コメント


« ぶあついほん2 | トップページに戻る | 通用しない »
     

月間アーカイブ

最近のエントリー