PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
9月30日。
必ず展覧会に来てくれている、イラストレーター太田くん。
今回は嫁・子供なしでひとりでふらっと。
「いつも、そのときの自分にあった言葉をもってかえる」
今回も、そんな言葉を探してずっと作品を丁寧に見てくれていた。
作品は、こころの鏡で。
もやもやっとした何かを「くっきり」「整理」してくれるものなのかもしれない。
そして、お尻をひっぱたくように前を向かせてくれる言葉をそばにおいていたり、
そのままでええよ、無理スンナ、といってくれる言葉に癒されたり。
お嫁にいったことばは、私よりずっと長く、その人のところで生きる。
「かっこよくなったよね」
と太田君にいうと、嬉しそうにした。
學さんみたいになりたくて、怪しい絵ばっか描いていた時代よりも
なんか、ふっきれて自分の世界を見ようとする何かがそこにあって
前よりずっと、なにか自信みたいなものが身について
本当にいい感じになっていた。