「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

芸術のちから。

迷ったけど。
學さんが宣伝美術したイッセー尾形さんの芝居「ART」を
気分転換に見にいった。
小日向さんと、大泉さんとの3人芝居。
マスクの波、入口の検温、消毒、問診票・・・
スタッフ全員が最善を尽くそう、という心意気が見える。
いろんなおもいを抱えてここにきていることがわかる。
20200326-issey.jpg
じわじわと、本当に芝居のうまい人たちの
お芝居の紡いでいく姿勢に引き込まれて行って、
心の奥のじぶんのいやーな感情とシンクロする部分を
ちくん、と刺してもらって、
ちくん、と痛くなって、うーーーーと思う。
でも、その、ちくん、がとても大事で、血がじわーっと
にじむような、膿の出し方をかんじて。
へそまがりなじぶんのなにかを投影しながら
こうやって、芸術のちからって、こういうことやなあと
思うのです。
20200326-issey2.jpg
しずかに芝居がおわって、拍手喝さい。
スタンディングオベーションとなって、劇場を振り返ったら
3階席までところどころの空席はあるにせよ
そこの場にいたひとたちがマスク姿で拍手を送っている
その姿をみて、涙、ぽろぽろ。
じわん、ぽろぽろ。きてよかったな・・・。

佐渡さんがずっといってて・・・
芸術のちからのこと。

震災のあとすぐは、芸術の出番はなかなかやってこないんやけど
かならず、人の心が復興していく過程において
芸術のちからが必要になるんだ。
芸術の力は、人の心を動かすことができるんだ。
人の心に寄り添って、溶かすことができるんだって。

今回のコロナ。自然災害のあとみたいに、寒かったり、熱かったり、お腹がすいたり、家がなかったり、そういうことじゃない。
じわじわとメンタルがやられてくる。とても不安だし、焦る。逢いたいひとにあえないさみしさやくやしさが自分を襲ってくる。誰のせいでもないから発散できない。そんななかで、みんなガマンしてて、そのガマンした感情の行き先がなくて。そういった、気付かないふりをすることもできる大人たちのなかにじわじわとたまっていくしんどさ。そこに、音楽やことば、演劇や映画、そういった人の感情を描いたものにふれること。心をそっと撫でてくれる。
そういったこと。

ずっと考えてきたことが、いま役に立つのかもしれんなあと。

2020年3月26日 23:19  |  
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