PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
ふう!
きょうはよい仕事ができてうれしい。
まったくはじめてのとあるコンセプトワークだったので
ちゃんと内容が理解できているだろうか、
的を得た答えになっているだろうか、最低限の答えをデフォルトとして
わくわくするJAMPにたどりつけるだろうか、と
ずっと緊張してて、ずっと頭のなかでぐるぐると考えをめぐらせていた。
オリエンから1週間たって、5案のネーミングができて
80点の合格ラインはできたんじゃないかなーと思っていたのだけど
あとひとつ、提出時間まで粘ろうと思ってて、
昨夜のこの時間ぐらいから頭のなかでころころと転がしていた
ネーミングとその展開をメモして、いけっかなーどーかなーと
思ってて。朝に切り替えて、
コンタクトレンズを入れながらずっと考えてて。
「あ・・・・いける。この言葉なら、もっと大きな背景をもった
コンセプトになるはず」「ん、これで全体の串刺しができたぞ」
となって。ほんで、散歩しながらまたころころ転がして
9時にオフィスにおりてて。PCにアウトプットしてった。頭の中で
ほぼ組み立てていたので、アウトプットは早かった。
そっから、整えて、11時ぐらいに仕事仲間の友人に送る。
6時からクライアントとのミーティングらしくて。
それで8時ぐらいには連絡があって。
一番押したかった案をよろこんでもらえた、という。よっしゃーーーー!!
自分の肌感覚を信じてよかった。
それから、クライアントの求めるものにまっすぐ答えるだけじゃ
クリエイターの仕事ではないのだよ。クライアントが気づかなかったところに
「え、そこからかー」とか「そこまでやるんだ」とか
「問題はそっちだったのか」とか。オーダーしたほうも見えてない問題に
痛快なひかりを差し込んで、わくわくさせていくのが私たちの仕事なんです。
驚きがないとね。お金をもらえるクリエイターにはなれない。
何が言いたいかというと。
やっぱりね、ずっと考えているときは、浮かぶんだよちゃんと。
それ、サボったらダメなんですよ。まじめちゃんなので。
だからやっぱり頑張るんです。で、そういうときの自分の頭の中は
ちゃんと面白いのです。真っ暗だった闇が、少しずつ晴れて、
ぱーっと太陽が出てきたような気持ちよさがあるんです。
そういう瞬間が好きなんですね。
ほっとして、ドラム。
ストイック。