「まめとみつ」－ コピーライター村上美香＆「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。
まめとみつ
PROFILE／MIKA MURAKAMI＠１８８《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か？」と日々思い巡らしながら、２００８年２月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
♭ヨロン
作曲家 福島節さんから
ヨロンのデモ曲があがってきた。
ことばを届けるための、器というか、船というか、フレームというか
そういうものをずっと探ってきたなかで
「音楽」「うた」にのせるということはおおきな「憧れ」だった。
何度かは経験があるけど、
節さんの声で、やさしく届けられるその言葉は
「あ、翼をもった」と思えるぐらい美しい響きに変わっていて
朝から、何度も何度もくりかえしてきいた。
それから、まきちゃんに電話してその気持ちを伝える。
そしたら、「節さんにも直接つたえてほしい」といわれて
節さんにありがとうと感想をつたえる。
そして、最後のフレーズのところをちょっと変更したほうがいいかもと
相談して、フレーズを考え直す、みたいな作業をする。
節さん いちばんはじめにいってくれる「いい詩をありがとうございます」
そんなことをいってもらえてうれしくなる。
夕方になって、修正のデモ音源が送られてくる。
音のクオリティもぐんっとアップデートされている。
もういちど、スピーカーに飛ばして、きく。
何度もきく。きもちいい。
まきちゃんと衣装の打ち合わせ。「女子旅」ではなく「ひとり旅」の
世界観だとどうかな、キャップとリュック、みたいな
そっちの方がいいかな、とか。「青葉家の食卓」アマプラで見ながら
ちょっとヒントもらう。
前回のヨロンとはまた違う、新しいチームでの映像づくりが面白い。
「世界観」をつくる
言葉でつくる、音楽の翼をもつ、映像がそれをひろげる。
クリエイティブの遊びを
こうやって無理やりにでもしいなきゃサビる。
無理やりやってると、あれれ、と思ってもみない力が降ってくる。
言葉のひとは、ことばがちゃんと自分を救ってくれる、
そう思います。
松本隆さんにあった次の日に
詩を書いた。
歌ができた。
来週はヨロンだ。
