PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
かなえが
「あ、きょう、まめの月命日じゃん」
という。
「あ・・・ほんまや」
すっかり。16日やん。
あれから1か月。
まだ49日には早いから、まめはまだお空の向こうにはいってなくて
いろんなところを旅している。
「まめ大福でもかって、供えようかねえ」
とタカシマヤにいくも、まめ大福がなくて、黒船のどらやきにする。
ギャラリーでみんなで
中途半端な般若心経をとなえて、手をあわせる。
あの日の記憶をたどってみる。
わたしの記憶と、まんちゃんの記憶に違いがあることを
しってびっくり。まったく覚えてない瞬間があった。
ぜんぶをしっかり記憶しておこうとおもったのにな。
記憶はやっぱりあいまいで、順番も前後したりしていて
話ながら記憶が塗り替えられてたりもして
何が真実かはわからないけど、
そういうのもなんか面白いものだなあと。
まめ、どれが正しかった? まめからみたら、どうだった?
なにを覚えているかな?
きょうね、ちょっと素敵なオファーをもらったよ。
まめの本のこと。まめを大好きでいてくれる女優さんから
めっちゃくちゃすてきなオファーをもらったよ。
ちょっと自分のうちがわに
光が差してきたよ。