PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
島で暮らしていると、命がとてもさわがしい。夕方、14歳になった柴犬みつがおしっこを漏らしてわたわたとしている矢先に、ツバメの雛が二度目の落下。裏のはたけの夏野菜たちが水をほしがっているし、母が干していった洗濯物に気付く。近所の子どもが犬をさわりにくる。そして、父は「母ちゃんはどこへいったんな?」と何度も聞いてくる。少し、腹が減ったという顔もしている。そして、ひとつひとつの命がとても可愛い。