PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
とてもいそがしかったことに加えて
少しずつ日常へ戻る準備がはじまった。
母は父と手をとりあって
食事をつくろうとする。掃除をしようとする。
私がいなくてもできることを考える。
わたしは朝から電話会議ばかりがつづいて、それでも
それなりにひとつひとつの会議は面白く
ごはんをつくるヒマがもてない。
こんなときはカロリーメイトでもよくなり、
きりが付くまでやり切りたくなる。
「もうちょっと待ってね」みつはいつも、待っている。
母は腹が減るという。こうたくんもつまらなそうな顔をする。
はやく海にいこうよと圧をかけてきたりする。
少しずつ。お互いの日常への準備がはじまる。