「まめとみつ」- コピーライター村上美香&「柴犬まめとみつ」のコトバ・グラフティ。

まめとみつ


PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。

すてきな大人でいられてるかな

そして。山本あつし先生の出張授業が
はじまりました。
「188ってどんな会社なのーーーー?」
ってあたりからはじまります。
今日は、打ち合わせゼロ。完全にあっちゃんの流れに
任せてみようと思ってわたしは
お料理の事しか考えていません。
場をしきっていただけるのはとても楽です。
20190222-gakusei4.jpg
でも、しぜんに、ああいま、どんなことを
伝えたいかな、伝えるべきかな、この仕事の例を
選ぶのがいいのかな、どうかな?と
ほっといたら長くなる自分の歴史をふりかえりながら
トークをはじめる。
ひとつの切り出しに対して、ほどよく「自分で切る」のも
対談のポイントだとおもう。
20190222-gakusei3.jpg
後半は実践。
わたしがとても長くやっているあるお仕事に
「若い力を貸してくれ!!」
という強い要望のもとアイデアラッシュ。
ろむチームと
みかチームにわかれて
30分でアイデアをぎゅっと考える。
20190222-gakusei2.jpg
社内でやる会議と
これ、ぜんぜん違うのが新鮮だ。違いすぎる。
「フライヤーのビジュアルを考えよう」
というような、A4で絵にしていくアウトプットの部分を
いつのまにか考える癖がついてしまっている
自分を反省。「で、若者たちはSNSで」というようなことも
こうやって肌で話をきいていくと
理解度がぜんぜんちがう。

「え、え、え、第九って何なんですか?」

「なんでその歌を歌うんですか?」

「1万人も集まって、その曲がいいんですか?」

「なんて歌ってるんですか?」


この歌はね、200前にベートーヴェンがフランス革命の時代につくったものでね、
世界中のひとたちが手をつないで、しあわせに暮らしていける
世の中をつくろうよーーーーって歌ってるんよ。
だから、たくさんの人で歌う意味があるんだよーーー。

というと。

「へーーー、めちゃいいじゃないですか。そんな内容だから歌うんですね」

「私も高校のとき合唱コンクールとか、めちゃ燃えたタイプ!!」

結婚する前に、お母さんとの思い出をつくろうと思って参加するひととかね、
第九のレッスンで出会って、結婚した人もいるんよ。

「へーーーー、なんか感動なんですね。エモい。これが本当のエモいだ!!」

「そういう話をきくと、心が動くとおもう。動画とかで短いのあったらシェアしやすいし」

え、でも動画とかって「面白」をシェアしたがるんじゃないの?「面白い」と「感動する」って、どっちがバズるとおもう?

「面白いって、Laugh の方ですか? interesting?」

あー、今いってるのは、Laughのほう。

「うーん・・・Laughは面白いんだけど、ははは、ってそこでシェアしてもそれで終わると思うんですよね。そっから先にいかないというか。」

「僕もそう思う。笑いのツボってほんま人によってちがうし、M1グランプリとかで芸人見ても、なんでこいつらが優勝やねん、って思うことあるじゃないですかー。でも、感動する話、いい話って、あまりブレがないというか。感動をつたえるほうが、多くの人の心を動かすのかなって」

「フラッシュモブみたいな感動の感じかなあ。おしゃれで、なんか、心に響くというか」

なるほどおお。へえ、自分のなかで「その類の感動は、もう聞き飽きた」ってやつが
とっても素直にこのこたちに響いていくんだってことがわかる。

「第九カフェみたいなものがあったらいいかも」

「映像が流れていて、メニューも第九にちなんだカフェラテとかドイツのクラフトビールとかあって、
壁に第九のドイツ語の歌詞とか、かっこよくかいてあったら、絶対写真とる」

「SNSで拡散するためには、リアルな場がいるんですよね。期間限定とかでカフェあって、
そこで、第九の資料とかそういうのがみれたりして。申し込み、ってまでいかなくても、
第九、というものにふれる入口にたつ、というか。そこまでがとても大事なきがします」

「ミュージックビデオとかみんなで作ったら面白い。レッスンする人がみんなお寿司のビジュアルになってるとか、なんかちょっと変化球で」

「なんか、〇〇やってみた!」的なYOUTUBEあるじゃないですかー。
そんなかんじで、ドイツ語で歌ってみた―とか、1万人で〇〇をためしてみたーとか、そういうのをみじかい動画でやってみると、第九とまったく関係のない人がみるかも。

あー、#おすし  #やってみた  #1万人に愛されたカレー とか、今まで想像しなかったハッシュタグが散乱しているかんじ? で、最後に絶対 #エモい  ってつけるとか」

ほほおおおお。
大人はちょっと感動したよ。エモいよ、きょうのあなたたち!!

2019年2月23日 09:10  |  
« おにぎりつくりにきました | トップページに戻る | そして、222 »
コメントを投稿


コメント


« おにぎりつくりにきました | トップページに戻る | そして、222 »
     

月間アーカイブ

最近のエントリー