ずいぶんあたたかくなってきて、
ベランダのチューリップをみたら、内側から赤い花びらが
いつでもいいよと準備万端の様子。
もくれんの花も、
堅い殻を破ろうとしている。
押し上げるちから。咲くちから。で、いっぱいの春の芽のなかで、
まめとみつ、
ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ楽しげに
おしゃべりばかり。
「神戸から、おんなのこ革命」
をキャッチコピーにスタートした神戸コレクション2010SS。
きょうは本番。
188ガールズたちも参上なのです。
この日は、自分たちの伝えたかったことがリアルに
どのようにお客さんに伝わってんだろ?みたいなことを
考えながらも、ひとつは
お客さんになりきって思いっきりショーを楽しむのが
おしごと。
ふつ~に「あ、それかわい」「うわ、これかわいい」を連発しながら、
目をきらきらさせてランウエイを見つめるのです。
おんなのこって、きれい。
おんなのこって、光にあふれている。
おんなのこって、時代を生めるよなー。
おんなのこ革命は、はじまったばかり
なのです。
おおにしさん。
はじめまして。ママがいつもお世話になっています、
やっとあえて嬉しいです。
うえるかむ。
きんぐねーたん。
ひさしぶり。ママがいつも心配しています。げんきにしてるかなって。
きてくれて嬉しいです。
うえるかむ。
いつでもきてね。
幼馴染のともだちんとこみたいにして、
きてね。
きてね。
女優でおともだちの美津乃あわちゃんの
ひとり芝居「ぬくい女」を
観にいきました。
女がぬくい、ってのはとても大事なんです。
このあいだからいってるように
からだはぬくないとあかん。ほんで、ぬくめまくっていたら、
今日からめっちゃぬくいやん、外!
というような日に観劇なのです。
みんなに愛されながら、
勝負かけてる、あわちゃんが私は大好き。
ラララ
ベランダーの
ラベンダー
紫色した愛しいあの娘
ラララ
ベランダーの
ラベンダー
惚れちまった オレ様よ
美しさとは
潔さ。
あなたの前にいつも佇む。
リカ母ちゃんが、24歳になった。
24歳のリカ母ちゃんは、ちいさな息子のまいにちを命がけで守っている。
24歳の自分はいったい何をしてたっけ?
ああ、でも、コピーライターの小さな会社にはいって、
コピーライター養成講座に毎日通って、似たような夢をもった同級生たちと
喫茶店とかで語り明かしていたような。
その頃、30歳ぐらいの同級生もいて、めっちゃ大人にみえたっけ。
まだまだ大学時代のテニスサークルにもときどきセンパイづらして
顔を出していたっけなあ。
パティスリー・ルナに特別依頼してつくってもらった
デコポン・バースデーケーキでお祝い。
はっぴー・ばーすでぃ。
リカは、お母さんだけど、でも、いつまでも可愛い女の子。
女の子は一生、気が強くて、泣き虫で、でも、弱虫ではない、女の子。
ほんで、
まめ、
主役きどり。
陽だまりのにちようび。
朝から、
お庭にいきました。
そしたら、おねえちゃんがきてたんで、
ビッグウエルカム!
まいどまいど、なのです。
えんだで日向ぼっこ。
道頓堀には見えないでしょう。
アーケードの上に、こんな「昭和のオオサカ」があるんです。
レモンに新芽がみえて、
それから、枯れているとおもっていた椿にも、あたらしい芽をみつけて、
命のたくましさを思い知る。
それから夕方、動物病院で、おおはしゃぎするまめみつの後ろを
白い箱が二度も通り過ぎたと聞き、
「たかが、今世」、
と、声に出して、
いってみる。
ツイッタアで中継されている
まめさん。
からだを温めています。
ウンナナの毛糸のぱんつをはいて、長いハラマキをして
背中にカイロをはってみると、
ああ、あったかい。やっと、あったかい。
からだの中心があったまらなきゃ、ダメ。
からだの中心をあっためなきゃ、ダメ。
もう梅が咲こうというのに、
やっと、自分で自分を「あっためる」気になった。
あしたも毛糸のパンツをはこう。
明治書院の編集者の方が、
柴犬好き、ということで・・・・まめも、
読み始めました!
犬とも楽しむ、
こども論語塾。
風向きってものは、
心向き。
あのひとが変わったわけじゃない。
あのひとは前からなにも変わったわけじゃない。
それでも、
見え方ひとつでこうも違って見える。
風の通り道を、少しずつ、
見つける。
好機がやってきているのを
感じる。
そんなところに理由はないのに、
自信がふしぎとある。
久しぶりに
マオカラーのスーツを着た、
パパである。
きょうは、訳書「ソクラテスの弁明 関西弁訳」がなんと
トウキョウの雑学倶楽部なる組織から
名誉ある「日本雑学倶楽部 出版賞」という賞をいただき、
その授賞式におよばれ、なのです。
漫画家の「やくみつる」さんが
本年度のトップの賞を受賞されておりました。
「出版賞」に輝いたのはソクラテスと、
明治書院さんから出版された「こども論語塾」という本。
受賞作のどちらもが、古典の訳書なのは、偶然だったらしいけれど、
「関西弁訳」という名のついた本がこうして、
トウキョウの文化人たちの集まりの席で評価いただけたのは、
とても喜ばしいこと。
めったにない経験をさせていただき、
ありがとうございました。
パルコ出版さん。
ブラボーなのです!
決めたら、次の道が開かれる。また、
決めたら、次の道が開かれる。
決めないままでいたら、ぐるぐると同じ道を回っているだけ。
決めたら、すっきり。
決めたら、さっぱり。
次の分かれ道もきっと、どっちも正解。
ただ、私が私のために
選ぶだけ。
新しいアトリエをずっと眺めていて、
なんでこんなに落ち着くんやろとおもっていたら、
実家の床の間とそっくりってことに
気がつく。
縁側のことを、因島では「えんだ」と呼んでいた。
日当たりのいい「えんだ」で昼寝したり、
子どもたちがオモチャで遊んだり、
となりのおばちゃんがおかずをもってきたり、
いとこのお兄ちゃんがきて、腰掛けてギターを弾いたり、
そういう外と内側をつなぐ場所だったっけ。
たかが、今生。
と、その彼女はいいました。
太陽のように笑いながら、いいました。
その奥にある意味を
まだ私は心からは理解できずにいるのだとおもうのですが、
久しぶりに「覚えておこう」とおもった
ことばでした。
中島みゆきさんの歌みたいですな。
剪定バサミを買ってきて、
朝からアトリエのお庭の手入れです。
梅が満開に咲く中、
泥んこまみれで土を掘る。掘る。
きょうのランチタイムは
新アトリエでの小さなピクニックです。
ランチが終わったら、
チューリップと、木蓮の花と、ゆずの木を植えるのです。
まめもみつも、
はじめてガクじいじのアトリエ訪問なのです。
お庭があるなんて、すごい!
土を掘るなら、
おまかせあれ、です。
いくらでも掘ってあげます。
まめはとても土を掘るのがトクイ。
みつはみているのがトクイ。
球根のちょぴっと芽が出ていた
チューリップを植えました。
赤と白。まめねえちゃんが赤で、みつが白を
育てます。
食べないで
くださいね。みつさん。
手をとりあって、
進んでいこうね。
笑い飛ばしながら、
歩いていこうね。
だいじょぶ。
だいじょぶ。
テラス席でワインを飲んでいると、
バラバラ、いい音を立てながら、雨が降ってきた。
わたしは饒舌。彼女も饒舌。
まめとみつが、たくさんのことを
「聞かなかったこと」
に、してくれる雨のなかで。
2年前のきょう。
朝おきたら雪が降ってて、あたしはまめに出会った。
窓をあけて、
飛行機が飛んでいったのを見送ったら、
この家にあたらしい風が吹いた。
もう2年も、まめが側にいてくれる。
まめに出逢って、みつに出逢えて、私はずいぶん、
変わったと思います。
後悔したことなんてありません。
1日たりとも、後回しにしない日々を過ごしたいと思うのです。
きょうが大事、
いまが大事、
目の前にいるこのぬくもりが大事。
そばにいることが大事。
こうやって、
なんの心配もなく、無防備に、眠る。
こうやって、
おんなじように手をクロスして、足をクロスして、眠る。
家族ってものは
こうやって、
創られるもの。
佐渡家の美月ちゃんが
木馬にはじめての
里帰り。
マスターの粋なはからいで木馬のみんなからは
色紙がわたされました。
なんと、私は、今回その代表として
光栄にも、「産唄 ver,KOBE」をつくらせていただき、
佐渡家に贈答、なのです。
木馬では今夜、
小室等さんとゆいさん、谷川賢作さんのライブが
行われる予定で、
昼下がりには美月ちゃんをお客さんに
リハーサル。
その昔の
パリ。
いろんな芸術家たちがただ、オモシロイことをするために
がやがやと珈琲をのんで語り合い、歌う、
きょうも、
エコールド・パリみたいな
木馬なのです。
そして、
渋谷である。
それぞれいろいろあるけれど
元気そうで
なにより。
なにをおもってか、
ブルーライト横浜である。
中華街のだんだん麺である。
ユーミンの歌に出てくる、山下公園界隈である。
なにをおもってか、
ひとりの時間。
ってのは嘘で、
おもうとこあっての
ひとりの時間。
「あなたは泣き虫ですか?」
「はい。泣き虫ですけど、弱虫ではありません」
19才のリカが
わたしのまえにキラキラとした眼で現われたとき、
このこは188の光になってくれると思えて、
その頃わりかし暗いトンネルをさ迷ってた私にぱーっと
光が見えたんだっけ。
5年目のリカは、
もう24才で、一児のオカン。
まだまだ19才のまんま止まっていたのに、
もう5年間もそばで
支えてくれてたことに、
いまさら、
気付く。
きょう、
「みかさん。みかさんは泣き虫ですか?」
といって、かわいいプレゼンをくれたリカ。
188が歩んできた10年間の、その半分に
もうリカの歴史がちゃんとある。
チームのちからを信じること。
それ以上に
大事なものなんて
ない。
なにかをはじめるのに
一年でいちばんいい日らしくて、
立春、188では道頓堀からちょいのところに
ちょっと広めのアトリエを契約。
ベランダには、この間まで枯れ木だとおもっていた木に
梅の花が
満開。
これ、本当に道頓堀のうらっかわ。
おばあちゃん家みたいでしょ?
母のいちばん好きな言葉が
「まめ」。(=げんき)
まめならなんでもできる。
まめならなんでもかなう。
これが口癖。
じぶんのなかの鬼退治をして、
さあ、
make our garden graw !
(レナードバーンスタイン:キャンディード)
かちかちに凍った畑を耕すように
膨大な過去を整理している。
膨大な過去を整理していると、そこには
きのうきょうでは語れない、愛情でいっぱいの日々がちゃんと
掘り起こされてきて、ああそうだったよな、そうでなきゃな、こうでなきゃ、それじゃん、
ってヒントがいっぱい、ごろごろ転がり出した。
まだしばらくは転がりはじめたごろごろを眺めているだけではあるのだけど、
泥をおとしたり、撫でてみたりしているうちに、
ちょっと面白い化学変化を起こしそうなモチベエくんが浮かんできて、
ノートいっぱいにおもいつくまま落書きをしてみたら、
イトイさんがほぼ日をはじめた50歳までには間に合うんじゃないかなあというような
構想がちょっと芽を出した。明日、さっそく、あの人とあの人とあの人に
相談を持ちかけてみよう、とか思う。
防波堤で待ちました。
風が変わるのをただ、待ちました。
そして、
愛でしか
動かないものをもういちど、
信じてみましょう。
10年前に読んだ本を読み返しています。
イトイさんはこのとき、50歳ぐらいだったって。
なんだ、まだまだこれからじゃん。
きょうはひとつ、
小さな決心。