PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
台風のおかげで
ゆっくりした時間を持つことが
できた。
予定していたことが中止になったので、
自分たちの心に
向き合う時間を持つことが
できた。
それでもこのコたちがいてくれるおかげで
ずいぶん助けられているもんだなあ。
なんにもこわいものがないという環境を
つくってやれているというしあわせ。
外いかれへんから
OUTDOOR.
似合えねんな、日本人のあたしって・・・
こういうのん。
台風のことをこんなに気にした1日はないなあ、と思うような日だったが、
このようなことに毎年、向き合っている
お父ちゃんやお母ちゃんの心のやり場みたいなものは
どうなってんだろう。変わりのきかないものでも、それは、あきらめて
享受しながらいきていくのだろう。
面白きこと
それは、ねえちゃんと遊ぶこと。
面白きこと
それは、いもうとと遊ぶこと。
久しぶりに
ちえこねえがたずねて
きてくれる。
いつもあえるわけじゃないけど
近所にいる
強さ。ありがたさ。
冷房と
冷気の温度がおなじぐらいで、
喉の痛みが抜けない。
歯医者で喉がいたいと、超音波しながら咳き込んでしまう。
先生とも長い付き合いになってきたから、
咳をするまで待ってくれたりして、助かる。
海がこわい
みつが、
川で
遊んでいます。
まめといっしょに
おそるおそる、
そして、
ぴちゃぴちゃ
はじめてふたりでの
水遊び。
鮎みたいに。
誰も居ない吉野川の河岸で
いままでで一番、長い時間、リードをはずして
遊ばせてやることができた。
びびりぃなので、ずっと緊張している私ですが、
それでも川をぴちゃぴちゃやってるみつと、
すぐに冒険にいきたがるまめをみながら、
しあわせな
しあわせな時間が
流れるのです。
夜になって、頭が沸騰してきたので
クールダウン。
川のことを思い出すことにする。
川
川
川
佐渡さんのミュージカルと同じぐらい、
その日は、木馬のマスターにとって「大阪にいったら、マメにあおう」
というのがマイ・ミッションだったらしく
佐渡さんの楽屋にいってまで、「きょうはマメにあうんだ」といってたらしい
マスターが夕方やっとうちにきて、
まめを撫でて、なぜかオミヤゲにシーズー用のドックフードを買ってきて
食べさせて1分ほどで退散した。
満足して、仕事をやる気がしなくアクビばかりしている、と
あとで和美からメール。
かわいい人だ。
とぅえんてぃ
ふぉーたろう。
9月の188はいそがしい。
女将の誕生日につづいて、24日は新人・くにたろの
24歳。
秋らしく、たきこみごはんランチ。
&やまわきちゃんの栗の渋皮煮。
佐渡さんのウエストサイドストーリーを
義母がどううしても見たいというのでチケットを手配して
みにいく。なんとも贅沢な、フルオーケストラ演奏。
終わった後に楽屋につれていってあげたら、
「ハプニングや ハプニングや 嬉しいわ 嬉しいわ
顔固まるわ どないしょ」
と、義母、興奮しまくり。
9月23日。
という日はやっぱり特別です。
最近は、2年に1回、
奈良の室生村の展覧会中に御祝いしてもらってたのだけど、
今年はおうち。
うちのコたちが、企画して、
WOMBをひさしぶりに開放してのパーティを
してくれた。
人のことをやるのはとても得意でも、
自分のことになると非常に照れる。
それでも、うちのキッチンで、ガクさんがしゅうまいをつくり、
かなえがアシスタントをして、
ぜんとリカがお料理いっぱい運んでやってきて
タロウが徹夜してWOMBの飾りつけを
やってくれたりしてて。
なんとええコたちにめぐまれとんのやろ、と思う。
神戸コレクションのチームのわっしー、家ちゃん、タカも
登場してくれた。
500Gのみんな、アサヒのみんな、パパやママも御祝いにきてくれた。
仕事仲間と
遊び仲間がぜんぶいっしょくたで、
家族みたいな大きなチームが出来て、ほんでもう、
万里子ともがくさんとも「あれ? 20年ぐらいたつよね?」
といっている。
大阪の大きな家族に
ありがとう、の日。
マイナスではない意味での
あきらめ。
前に進むための
ふんぎり。
よくある奇跡よりも、
みたことのない自分なりの奇跡に
向かうしかない。
というか、
その奇跡に向かう方法があるはず。
道頓堀のマッサージ店で働いている李さんは
休憩のときにリバーウォークの階段のところで川を眺めている。
仲良くなったのはわりと最近。
中国は日本人みたいにペットを飼わないよ。最近は犬が増えてきたけどね。
といいながら、まめとみつと遊んでくれる。
そですね、日本に来て8年目。
そんな会話をしながら、李さんの顔はとてもやさしい。
中国で料理店してる友達がわたしにもいるの。
たいへんだっていってた。とても心配。
李さん、なんでこんなことになってんだろね。李さんはどうおもう?
というような話をしてみようかとおもったけど、
心のなかでおもっただけでやめた。
李さんはとてもやさしい。
あなたに頼んでよかった、
と
いってもらえるしあわせ。
長時間外出したあとは、
家の前で「まめ~~みつ~~」と叫ぶ。
すると声に反応して、二匹が玄関までやってくるのだろう。
玄関の灯りがぱっとつく。
まめのこころが、ぱっとつく。
みつのこころが、ぱっとつく。
「あ、点いた!」
「あ、点いたね!」
これが楽しみで。
なんてか、テレビみてるとどないなんのって
本当に恐ろしくなります。
原発のデモ、中国のデモ、デモでも、でも!!!!
主人の訳した「高校生でもわかる共産党宣言」
資本主義が崩れて、
ほんなら、次の世界ってど~なの? どーすりゃええのん?
ってときに目を背けずに
読んでみてもいいかも。
本が世に出るときって、
なんか、結果的に必然なんだなあ~と、思う。
でもでもでも
まんちゃんは、共産党でも、経済学者でも、翻訳者でもありませんけどね。
はじめて原宿ってところで
電車を降りた。
おお、ほんでここが明治神宮のとこね。ここはきたことあるー、
と思いながら会場を探していると、
代々木体育館は目の前。
きょうは、
東京ランウェイの本番。
今回もかなえ嬢が
最後までふんばってくれました。
レスリー・キーがモデルたちとコラボした
写真集をつくってはってね、
それがこんなん。
レスリー・キーじゃなきゃ、やっぱ、こういうのんはダメなんだろな
いろんなことが。サマンサのバックともコラボしてて、
うーん、同じクリエイターでも住む世界が
ちがうな~という印象。
かなえは、
ミカンダ・カーに写真とってもらいました。
原田くんや
多田ちゃんが愛情いっぱいに
頑張っているイベント
DESIGNESAT
大阪にデザインする状況を
デザインする。
前に読んだ時は、なんだかむずかしいことゆうてるなあ、と
あまり意味がわかってなかったのだけど、
今年改めて向き合ってみると
ああ、なるほど。デザインする「状況」をつくるということね。
名村造船所におおぜいのクリエイターが集まって、
暑いんだけど海風も吹いていて、
とても風通しのよい空間。
自分たちがつくってきたイベントとは違うところがいくつもあって、
学ぶところ、おおお、そーきましたか?という驚きを
いくつも発見。
お客さんに「体験」を買ってもらう仕掛けを
つくってるところなど
ああ、今の感じなんだなあ、と感心する。
原田くんと
多田ちゃん。
うちの小さなギャラリーをノックしてくれたのが
もう7年ぐらい前で、
そんときからすごいコらやなあ、と思っていたけど、どんどん
パワー加速してって面白い。
原田くんに
「あ、みかさん、きょうはまめは?」
といわれる感じもいい。
実は原田くんとは、深い柴犬友だ。
このこうちのこ。
世界でいちばん安心で
世界でいちばん恐いものなしのばしょがある。
突然の豪雨。
谷町9丁目の駅で雨宿り。
ふだんは入れないから、
この際、進入。たのしまなくっちゃ、逆境は。
この奥がどーなってんのか、
いってみたくてたまらん。
昨日と今日、
二晩続けて、超ごきんじょの料理屋でごはんをたべることになった。
昨日は、オープン1ヶ月目のおすし屋。
今日は、オープン2年目という料理屋。
どちらもいわゆる「大当たり」なお店で、こんなに近いのにこれまで縁がなくて
ごめんね、というかんじで。
こんなややこしい町でお商売してくれてありがとうという
きもち。
坂町のとなり、道頓堀までの路地あたりを
東やぐら、と呼ぶらしい。
ウラなんば、が流行ってきているけど、永遠に、坂町や、東やぐらは、
このままがいい。
あなたのその「ももの絵」と
わたしのこの「なんかのコトバ」を
交換しないかい?
という話がまとまって、ひろこさんが、はじめて
ももの絵をもって遊びにきた。
長い間、存じ上げてはいるものの、
ゆっくり話したことがなかったので、「好きなものをえらんで」と
なつかしい作品をごっぞりと提示する。
「女は海よ。湊なんかで、待ってない」
昔書いたコトバを覚えてくれていて
驚く。
私あれがいちばんすきなの。といってくれたひろこさんは、
そのコトバと、
「ストレートパンチ」というきっつい一発を
選んでかえった。
作品と、人が、出会う瞬間は占いみたいで面白い。
そのひとの意外な何かがにじみ出る。
父も私も9月生まれ。
何かを送るでもないなとこの頃は余計に感じるので
そのぶん、時間をつくって帰れるときには帰ろう。手伝えるときには
できるだけそばで声を聞いていようと思う。
母からの返信。
「おとうちゃん 71歳になりました。
うちは跡取りがいないので現役です。弘文じいは、幸郎さんがいたから
若い頃からトラクター乗らない。
肥料とか重いもの持たない。
早くから隠居。
わたしらもあと限られます。
トラクターやエンジンなどとっさのときの判断が鈍くなります。
わたしも畑から戻って、ごはんつくる、洗濯物とか
しんどくなりました。
今日もようできたねえと誉めながら
お風呂につかります。
メロンにイノシシが来ないように考えています。」
ある程度、若さや勢いだけでやってきたことが
たくさんあるよね。
クリエイターという職業のみのをかぶって、許してもうてきたことって
たくさんあるよね。
無知に開き直ってきたことってあるよね。
気付いたなら、そのときからでもいいから
ちゃんとしましょう。
商店街のさきで、
大通りのさなかで、
怪しげな路地裏で、
こころをゆるし、腹を見せる犬。
恐い人なんてどこにもおらんよ、というふうに。
こんな場所があるんです。
都会のなかにも。
どうみても
そーみえる。
今日が最終日。
MBSさんの新しいチャレンジ、
こわいけどすごい。
みなさま、おつかれさまでした。
弊社のぎゃーーーーーーーーーーNO.1は
モリタです。
21回目となる神戸コレクション。
20回を越えて、また新たなるページへと進んでいく意を決した
今回のテーマは「少女たちの大航海時代、はじまる」。
古い世界地図や、羅針盤をキービジュアルに、
かわいい蝶々がステージを舞います。
今回のポスターは小道具づくりもリカちゃんが担当。
すごいクオリティでびっくり。
みんな成長して
いい仕事をしてくれます。
神戸コレクションチームの女の子たちに
ブラボーです。
ママとキッズのおしゃれを提案する雑誌、
Hug Mugが、「め~~~~~~~~っちゃ売れてるねんて!!」
という嬉しい連絡を仕事先のなほちゃんから
もらって、
それって、「め~~~~~~~~~~~っちゃ嬉しいやん!!」
犬ならわかるけど、人間のコとのママの気持ちが私にかけるかなあ・・・と
ドキドキしてたんだけど、
あのときは、打ち合わせのあと、みんながかえってすぐ
シャーペンでらくがきしてるなかで、
「きみが きみの道を歩くまで ほんの少しの おそろいの時を」
という、コピーを書いていた。
そのきもちをそのままひっぱって、ボディコピーを書いた。
ボディコピー。
大好きなボディコピー。
必死のボディコピー。
真のボディコピー。
ボディにがつんとくるボディコピー。
コピーライターにとって、ボディコピーを書く仕事がどれだけ減ってるか
わかりますか?
めちゃ売れ!!のママたちに、
メッセージが届きますように。
自分にしっかりと懸けているひとは
なんせ、信用できるね。
いちぢくは、満月の夜に甘くなる。
って知ってた?
シンガー・あずみけいこ。
もう15年ぐらい前になるのかなあ・・・ちょっとだけおねーちゃんの
けいちゃんに憧れて、夢中でライブにかよったのは。
たくさんのフライヤーやポスターをつくったり
CDをつくったりして。
ほんで、インドやネパールを旅していた彼女の真似をして
まりことネパールにいったんだっけ。
あの頃、けいちゃん 30才になるころで
わたしは28才ぐらいやった。
と、言われてパパに怒られている、
みつちゃん。
許してもらえた、
みつちゃん。
久しぶりに南森で飲みました。
ありそでなさそなメンバーで飲みました。
ええもんやなと想いました。
写真はない。
みつは、ダイキが好き。
まめは、ダイキがそんなに好きでもない。
ブルームーンコ。
午後1時、久しぶりに鶴瓶さんのマネージャーの
Uさん来社。秋に行われる落語公演2本の打ち合わせ。
ああ、「鴻池の犬」ききたなった。
ゲリラ豪雨のあと、
道頓堀の今井にて、ガクさんとUさんは鴨なんば&親子どん
わたしはきつねうどんに親子どん。
久しぶりにたべると、うまいねえ。
夜、キッチュさんや水野真紀さん、山内たかやさんの出てる
吉本百年物語の8月編へ。
「わらわし隊」は、以前、さんまさんの舞台でもテーマになってて、
のめりこんで取材したことがあるから、
改めて、吉本の歴史のなかでどんな描かれ方をするんだろーと興味があって・・・
客席に久本まちゃみさんがみにきてはった。
帰りに最近できた吉本のちかくのイタリアン。
ご近所さんになれそーな、いい雰囲気。
芸の街やなあ。ここ。
ほんで、長いこと、つかずはなれずやけど
芸の仕事、さしてもーてきてんなあ・・・
芸の街らしゅうてええ日やった。