PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
2年前には考えもしなかった
マチオモイ帖展in 因島(因島図書館)の設営が
はじまりました。
因島図書館は、海の見える高台にあります。
鉄筋コンクリートの、すてきな施設です。
天気がよかったから
海がキラキラ。
しげい帖の表紙のじょちゅう菊のイラストは
なんだかすっかり
因島の島カラーになったようだ。
この方が、図書館の担当者・なおみちゃん。
実は、まめの本の出版の時からお世話になっている方で、
今回マチオモイ帖の担当に名乗り出てくれたらしくて
心強い。
作品管理は、図書館の大切なお仕事なので、
作品の裏側にこうやって、管理番号と、持ち出し禁止のカードを
つけてくれていた。作品を守ってくれる人たちの
心づかいにリスペクトと感謝。
「しげい帖」の隣に
BOOSKAさんの「いんのしま帖」が並ぶ。
去年の水軍まつりでやっとお会いすることができて、
お誘いをしたら、
奥様もグラフィックデザイナーで今回「安来帖(島根)」を
制作してくださった。
「安来(やすき)」ってどこかわかりますか???
実は・・・・!!!
「まめ」のふるさとなんですよ。柴犬まめちゃんの生まれた町。
なんか縁がある。
はじめて目にする、
中国地方の作品たち。
「カープぼうや」のマンホールをたっしゃな墨絵で描いた
作品もあって、
「やっぱり、ファンは踏めんじゃろ」とある。
島の人は、隣の島のことをあんがい知らないし、
県の人は、隣の県のことをあんがい知らない。
私の場合、広島県のなかでなんとかわかるのは、
尾道、福山、三原ぐらいじゃ。
中国地方になると、ほとんどわからん。
こうやって、そのマチのクリエイターが
名乗りをあげていくことが、
マチとマチが知り合っていくきっかけになる。
姉妹都市って言葉があるけど、
うーん、もっと、小さな単位でのおともだちだ。
今回の展示は、朝から図書館の方や、しまおこし課の方々、
しまおもいサポーターの方々がぜんぶやってくれた。
私は最終チェックをするだけ。
大阪展の写真を参考にしながら、中国地方のマチオモイ分布図まで
マチ針をつかって作ってくれていたのは感動。
市役所に勤める、重井出身の後輩、かずみちゃんが頑張ってくれたらしい。
会場に、同級生のおかあさんがいて、
「おばちゃん、なんでおるん?」
ってきいたら「私は、しまおもいサポーターよ!!」って。
母から伝え聞いた以上に
ものすごい世話をしてくれているらしい。
本当にありがたい。
この方は、因島初の移住者・陶芸家のよしのさん。
次のマチオモイサロンで対談するお相手と初対面です。
移住者なんてはじめて!!って環境での家探しの話は、まじで、
おもしろかった!!3・24が本当に楽しみ。
因島におもいのある人でつくる「しまおもい帖」
も、ぞくぞく集まってきています。
「ガイドブックに乗らんようなんがええんよね?」って
すっかり、みんな「マチオモイ目線」を会得しており、自分のお気に入りを
エピソードつきでかいてくれました。もう、素敵です。
解像度がどーのこーのとか、ぼやけてるとか、そーゆうのはもういいです。
ここに参加してくれたおもいだけで胸いっぱいです。
(こちらの展示は、3月24日)
はやくおわったので、
みんなで記念撮影!!
明日から、因島会場オープンです。
この機会に見にいらしてくださいね ♪
島ぐらしにとって
フェリーは必須なんじゃけど、
橋が架かってからは、ほとんど乗らんよー
という人も多い。
急いでる人が多いので
三原まで40分かかるフェリーよりも
25分でびゅんといく高速船に乗ることが私だって多い。
久しぶりにフェリーに乗った。
同じように大阪から重井に帰るのだという
ご婦人といっしょになった。
リカのつくった
赤い屋根のおうちのはなし。
もう帰れない、マチへのオモイ。
おじゃましますといってときどき顔をみにいく赤い屋根のうちのヒト。
もういない犬のルビーのこと。
涙がぽろぽろこぼれて
なんじゃこれは、この胸がぎゆうううっとなる思いは!!!と
自分でもびっくりした。
これだけマチオモイのいろんな作品に出逢ってきても
まだまだひとりひとりの新しい、知らなかった、眠っていた物語に
胸を鷲掴みにされている不思議。
明日、5時から。関西テレビのニュース番組「アンカー」にて
リカの作品をふくむ マチオモイの物語が
報道される予定。
雨の大阪にもどってきて
まめをなでる
みつをなでる。
奥洞爺の旅館かわなみのご主人らに
しげい帖をもらっていただいた。そしたら、ご主人が
「いいねえ、これ、朗読しようよ。
ぼくがピアノ弾くから」
ピアノを弾きはじめ、
マチオモイ帖の「おくとうや帖」の作者である石橋さんが
朗読をはじめた。
瀬戸の小さな町が、
北海道は洞爺湖畔に旅をした。こんな遠い町と町なのに、
音読される詩たちが根っこにあるふるさとにシンクロ。
雪合戦という
国際大会がこの町では
行われています。
ありえないこの響きに誘われて
ここまできました。
写真は、インディアン風のひとたちと。
おさるの川。
長流、とかいて、おさるの川なんだって。
きのこみたいな、
雪景色。
いちめん。
わたしたち、この樹のように まっすぐ
立っているだろうか
って。嵐CMのまねっこ。
祝、ピーチ
写真家のMOTOKOさん
スタジオLのゴダイさん
そして、私。
初対面の3名でのトークセッション。
第一次産業である農業をとても大事に思ってくださっている方々。
「農家さん」といわれるのは
かなりこそばゆい。「ヒャクショー」の方が個人的にはカッコイイ。
終わってからMOTOKOさんに
「ムラカミサンは、声がとてもいいね。引き込まれる話方をする」
と、いわれた。
めったに褒められることがないので、
素直に嬉しかった。
声・・・?
きょう、あるレクチャーでお話をさせてもらいましたが、
来場者に「因島のことを知っている人」といったら、
ほとんどの人が手をあげた。
ポルノグラフィティ?やっぱ??って聞いたら
多くの人がうなずいていたけど
素晴らしい。
ひさしぶりにハードな日。
取材で戎橋に2往復、
設営でメビックに2往復。
そして夜は、わが社のアイドルりかちゃんのバースディ。
がんばれるのは、どれも大事で変わりがいないって
思うから。あああああ、どうしてもそれを買いに行く時間がないの、とか
この30分だけ誰かかわって、とか
散歩だけたのむ、とか ノドから手がでそーなぐらい
いいたかったけど、でも私じゃなきゃダメと思うものがたくさんあるのは
幸せなことかもしれない。
ってことで、バタバタと手抜きになることも多かったけど
楽しい1日でした。
りかちゃん、お誕生日おめでとね。
バスの時刻をなんども確認し、きょう因島の父と母は福山(広島)まで笑点のメンバーによる「落語」を観にいきました。でこぽんの収穫と出荷に追われる毎日のほんの中休み。お正月に聞いたんですわあ。「ねえ、何がしたい?」って。そしたら「お笑いがみたい」。珍しく福山で落語があったんで、チケットをとってあげたら大喜びで。ついでに福山美術館の小磯亮平展も見てきたらしい。「ああ、笑った笑った」と母からメール。・・・舞台やコンサートや展覧会みにいって、批判するのもシゴトのうちじゃけど、こんなふうに「ただ、楽しみにしている」人たちこそ自分が本当に届ける相手だってことを忘れちゃあいけん。父ちゃんが一瞬だけ電話かわって、「涙が出るほど笑った、ありがとの」。じゃって。えかった。えかった。
(福山のまゆみちゃ~ん、コーディネートありがとね
その昔、
インタビューの秘訣は?と聞かれたことがあり
「待つこと」
と答えたことがある。待つのは恐い。バカは質問をして困らせているんじゃないかと
心のなかでもがく。次の質問に切り替えるべきか、否か。沈黙が恐い。
でも、相手に「考える時間をつくってあげる」
ことはとても必要なことで、インタビューされる側はよっぽどでないかぎり
目の前にいる人の気持ちに丁寧に答えようと
思って探しているのです。自分らしい、その答えを。
へそ曲がりなわたしは
へそ曲がりなインタビューされる人の気持ちがちょっとだけわかる。
だから、遊びながら、
会話をらくに転がしながら、待つというワザを、
少しは身につけた。
雨はうれしい。
母がほっとしてるからうれしい。
少し、寝坊できるのがうれしい。
高津公園の梅が咲きました。
毎日散歩していると、固い蕾になってきたねえ。
ぴんく色になってきたねえ。
うわ~っともうすぐ開くかもしれないねえ。
今年も、行こうね。
大阪城公園の梅見も行こうね。
そういう
のんびりとした
会話です。
せやからな、
プルちゃんとこのマリちゃんは、なんせ
スタンプが古いねん。
笑われるでそんな初期設定のスタンプしかつかわんかったら。
うちのママなんか、
もう最新のん無料ですぐダウンロードしてるで。
ひやっつ、そーなん、みつねえちゃん。
そんなん恥ずかしいわあ。
最新のスタンプ、おしえたって~。
その、がちゃんぴんのん、おしえたって~。
ひやっつ、ひやっつ、たいへんやわあ。
500Gはチームワークを
とても大事にしている
カメラマン集団だ。
そして、きょうは、創立メンバーである
ゆなの
卒業式。
お別れではなく、卒業なのだから、
会えなくなるわけじゃないよねってことで
賑やかに、
でも、きちんと次にいけるように
送る会したいということで
呼んでいただいた。
こういうことが
苦手なら、経営者なんてやめりゃええのに、って
そーかもしれないけど、
やっぱりね、チームでシゴトするのって
素敵だとおもう。
これ以上のチームはない、っておもうけど、
身を切るよりもいたいけど、
次にいく、このこの卒業を祝うのが、経営者たちの仕事だ。
よし、また、これ以上のチームをまたつくろうって
思わなきゃ。
思えなくても、思わなきゃ。って
自問自答。
ほんでも、
焦ることないよ。
まったく
焦ることない。
不思議とうまく
行く気がしている、
という
ゆなのいまの顔を
覚えておこう。
不思議と
また、うまくいくよ。
春がくるよ。
みんなに。
今日は、
長年お仕事でお世話になっている
「サントリー1万人の第九」と「神戸コレクション」の
感謝祭に呼んでいただきました。
「サントリー1万人の第九」は30年の歴史のうち、
17年お仕事をさせていただいてて
「神戸コレクション」は11年22回の歴史のうち、
ああ、もう10年20回もお仕事させていただいてる。
私自身はやってることは変わってないにしても、
それぞれ、その時代のプロデューサーさんがいたし、その時代の
うちのスタッフががんばってくれてた。で、今も仲良くさせてもらっている。
うちの子たち、きょうは、ジャンケン大会で
大活躍。私からの感謝をおくりまっせ。
ああ、そうだったここにあった。
ずいぶん見えてなかったけど、ここにあった。
わかっていても
見えてきたり
見えなくなったり
見ないようにしたり
するもんじゃね。
あちこちに不満を抱くのは、
じぶんじしんのちからで満ちようとせずに
誰かのせいにしているからです。
そっから逃げていることを
ごまかしているだけです。
じゃろ?
アキラさんの
遺作展にいってきました。
京都に住んでいるカメラマンの仲間たちが、
現場を守っていました。
奥にお線香とライターがあったので、手をあわす。
坊主頭でめがねでヒゲじゃない時代の
やさしい顔のアキラさんを、私もガクさんもよくしらない。
きっと直美ちゃんがしってるあきらさんは
そっちのあきらさんなのだろう。
写真のなかに、生まれたばかりの赤ちゃんがいた。
この子ね。はじめまして。
そんな展覧会の隣で、
京都の芸大生が寒空のしたこたつにはいって
呼び込みをしている。
ほっておけなくて話をしてみたら、なんと三原(広島)からきた
19才だという。やっぱり、ほっておけない。
かえりに、「やきそばくおう」とガクさんに
つれていってもらった店で、
店の兄ちゃんが「オレ、広島ってか因島のトモダチようさんいてるんです。
マキハタとか、イタサカとか、あ、寺の息子です。知ってますか?
オレ、100人ぐらいで橋の下でキャンプしたっすよ。最高です、因島ー」
ゆうてた。
バウルを探して。
おかあちゃんは
手をふる。
おかえり、と手をふる。
まめでね、と手をふる。
行く日も
帰る日も。
じぶんと同じような記憶を
また、
この子たちが
刻んでいくという
嬉しさ。
このごろのまめとみつは
寒さもてつだってか、
すこぶる元気なので
おもいっきり走らせてやりたくて
またランにいきました。
「最近、よくきはりますねー」
小さい頃よくきてたけど、最近すくなかったもんねー。
きょうは、小さな柴の子どもたちが二匹もいて
大人になれないまめちゃんとみつちゃんは
がうがう・・・とほほ。
おもいっきりはしって、
お風呂はいって、毛をおもいっきり抜いてやって
さっぱりさっぱり
日曜日だからね。
たっぷりいっしょがいいよね。
いい?そうくん。
ぼくらは遊びに帰るのではなく、
おじいちゃんの応援をしに帰るのだからね。
しっかりと、
お手伝いしなきゃいけないよ。
いい? おばあちゃんのいうようにコンテナ、
運んでね。そうそう、上手だ。
でも、なれない仕事だから
あまり根をつめないように、休憩しようね。
コンテナはお城みたいだ。
パパの小さい頃は、
コンテナをかどいっぱいに積み上げて
基地をつくってあそぶのが大好きだったんだって。
ママもかっこいい。
おばあちゃんの作業服借りて、
すっごくファイトだ。
おじいちゃんが、
ようやった、ようやった、
りんとそうが来てくれたけ、はようおわるどー
かえってかんばいじゃ。
かえってみんなでかんぱいじゃー。
って。ん? ぼくたち役に立った?
おじいちゃん
ちょっとラクになったかな?
はじめまして。
まめ。
5年前のはじめましてのきもち
ずっと、どきどき
いまも大好きが続いています。
固いつぼみが
それでもちゃんと殻をやぶって
芽吹いていく季節は、
根拠のない
勇気がでる。
しずちゃんは
五歳のおんなのこ。
大阪弁をしゃべる。
にいちゃんたちと公園にきたけど、
野球にはいれてもらえない。
おそるおそる
まめちゃんとみつちゃんのそばにくる。
おそるおそる
なでなでしてみる。
おやつもあげてみる。
みっちゃんと散歩してみる。
「イヌにひっぱられたらあかんねんで。
しずちゃんがイヌをひっぱるやくやで」
はい、といって
全速力ではしりはじめる。
できるもん。みつちゃんのお散歩できるもん。
それからずっと、
しずちゃんといっしょの
土曜日のおひる。
大阪にめずらしく大雪が降った5年前のあの日、
わたしはまめを迎えに行くことに決めたんだ。
パパもねえ、
じいじもねえ、「迎えにいこうよ」といったのに
「寒いから明日でええやん」といいました。
私はひとりで傘を差して、名前だけは決めていた「まめちゃん」を
みにいったんです。
そしたら、薬局のところで5年前のかなえちゃんに会って、
「いっしょにみにいこ」と
いったんです。どきどきしました。明日になってこのこがいなくなってたら
どうしよう・・・って。
明日、2月9日(にくのひ)、万里子がニューヨークに旅立って、
そして私のとこに柴犬の赤ちゃんがやってきた。
それぞれのはじまりの日だった。
あれから5年。
万里子も、私も、まめも、かなえちゃんも、りかちゃんも、がくちんも、
ちえちゃんも、まゆみちゃんも、みつも、たかよねえちゃんも、パパも、
それぞれにいろんなことがあったけど
いっしょにいるね。
ありがとう。
ガクさんが最近
コンビニにいくたびに「おみやげ」といって
くんさきいかを買ってきてくれる。
188女子チームは、
「オトコの人が、コンビニで これうまそ!とかおもって
手にとってるところを想像するだけでもかわいいよね」
と大好評。ってか、これが
めちゃくちゃうまい。
モントレー銀座ではじめて
お部屋マッサージを頼んでみた。
2日たって、いっさいのもみかえしがない。
東京のホテルの一室で、
はじめてあったマッサージのおばちゃんのあったかい手は、
因島で背中をかいてくれる
おかあちゃんみたいに
完璧だった。
もともと
へそまがりなのですが
きょうは
へそまがりがようまがったようです。笑
明日はまがらんように
たくさんたべてまるくしましょう。
3月放送予定の
『ゆうちょLetter for links』で
マチオモイのお話を収録していただきました。
この方が、
マチオモイにほれ込んでくださった、ゆうちょ銀行の才女、
Yさん。
そして、勝手に「ゆうちょの綾瀬はるか」と呼んでいる
Wさんと、インタビューしてくださった
東京FMのディレクター Hさん。
おっと、最後のこの1枚は、カメラマンのIさんが
送ってくださったもの。
とても温かいチームでした。ありがとうございました。
全国放送なので、
田舎のおかあちゃんに聞かせてあげることができます!
福岡の弟達にも届きます。
それがうれしい。
188で最も
盛り上がる行事は
なにをかくそう、節分である。
うちでは、
つるとんたんで売り出される
巻き寿司がお気に入りです。
今年は
南南東にむかって
黙って食べます。
め~~~っちゃおいしいのに
黙ってたべるのは
コクです。
今年もまめに暮らせますように。
もう
行こうね。
春のほうへ
行こうね。
まめ、
走れ。
みつ、
走れ。
からだとこころ
ぜんぶで。
三ヶ月の研修期間を終えて
2月1日より、
正社員になったことを
ひそやかによろこんでいる
図。
重井から、
こんな写真が届きました。
弟のこうじが、お父ちゃんとお母ちゃんとおじいちゃんを
お手伝いに
シゴトの段取りをつけて
島に戻ってくれました。兄弟でできる範囲で
守っていける方法をさがす
第一歩。
そんなことより、その気持ちがうれしい
お父ちゃん
お母ちゃん。