PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
ここまできたのだから・・・ちゃんと見ておきたくて、
オペラ座の外にうようよいてるダフ屋チケットではなく
オフィシャルのチケットセンターで、
一番リーズナブルなお席をみつけるも、それでも125ユーロ。
どないする、どないする?思いながらも、カード地獄で
いってまえと2枚GET。
見たかったのは、オペラそのものというよりも、
オペラを楽しむウィーンの人々の雰囲気。開演前に、シャンパンやワインを
飲みながら、オープンサンドやチョコレートなどを
楽しむ時間。ま、正直おじーちゃん、おばーちゃんが中心ではあるのだけど、
みなさんの身なりが美しい。70代ぐらいの方たち、背筋がぴっとのびて、
それぞれが、きりっと派手ではなく身なりを整えて、
ストッキングをはいて、パンプス姿。おじーちゃんはステキなハットをステッキ。とか。
ああ、せめてグッチのブーツを持ってきてよかった。
演目は、コジ・ファン・トゥッテ。
通されたのはボックス席、この写真でいうバルコニー席の1部屋。
このボックスにはそれぞれ裏から扉があって、1部屋6名が観覧できる。
舞台側から3席、2席、1席とならんでいて、
当然いちばん前の席が高く、後ろにいくと、安いが、見えない。
この2列目3列目あたりを、ダフ屋の人たちが
売っているんだろうね。見えないよ、ほんと。私たちが買ったのは、
この一番前。しかも、楕円形の一番舞台よりなので、
オーケストラピットの目の前。
オーケストランの奏者たちの顔も、舞台の人たちの
表情もよくみえる場所でした。
はじめての体験がどんな風にやってくるのか
ドキドキでしたが、佐渡さんにLINEをいれて、
「国立オペラ座にきました」とかいたら、
「寝るなよ(笑)」との返事。
結果は、ご想像におまかせ。