PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
(覚書8)
つづくんよ。
夜になって、お母ちゃんも寝てから、
お母ちゃんのパソコンに向かった。私自身からのお届け物は
すべてこのB品のコたちを使おうと思って。
でも、B品だとか、ダメなコとか、ボロとかクズとかお父ちゃんが
体調が悪いからとか、そういうコトバを
使いたくなくて、
もっと違う表現の仕方、モノの見方、幸せの基準が
違う豊かさがあるんではないかと
思って、パソコンに向かって、言葉を紡ぎ出した。
何が正直で、
何が今の私たちを伝えられて、
受け取る人が嫌な気持ちにならずに応援したくなるか、
楽しくなるか・・・・
そうやって考えていると、だんだん言葉が出てきました。
ちゃんと積み重なった時間のぶんだけ
言葉が出てきました。悩んだぶんだけ。
お母ちゃんがそばにきたので見せてみた。
「ねえ、読んでみて。いますぐには理解できないかもしれないけど
こんなものの見方もあるんじゃないかな?」
「お母ちゃんはどうおもう?」
「お母ちゃんが心の底からそう思えたら、私自身もそうだけど
なにか変われると思うんだ」
ほうじゃねえ、私ら「正品」というものしか頭がなかったけ、
そういう見方があることを考えてもなかった、
そうじゃね、ミカチャンのいうように、明日、ちょっと青みがかったコも
食べてみようか。勝手に決めつけたらいけんね。
そうじゃね、食べてみて、確かめてみようね。