PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
「水は無いけど
酒はある」
ちゃかしてるわけではない。でも、くすっと緊張をほぐしてくれる
名コピーだ。2018年上半期最高のコピー。
断水した尾道市で、早朝からお弁当の仕出しを続けて、
プリンとかも無料で配って、いちはやく給水ポイントを設けて
地元のひとたちをサポートしてきた
尾道の親友・賢吾君の会社、いっとくグループの素早さには
頭があがらない。本当にすごい。スピード、判断力、結束、愛、明るさ。
昨日今日ではできない地元のちからだ。
「サービス業じゃけね・・・」
ごく当然のように、彼らはいう。
「みてみて、美香さん、これえかろう~」と写真おくってくる。
上記の行動があるからこそ、このしゃれっ気だ。
たまらん。すごい、あいつら。カッコよすぎる。
ふと考えた。
ミナミの外を歩きながら考えた。
私はこのミナミの街で、こんなことができるだろうか。
たとえば、先日の大阪の震度6.
なんでもなかったからよかったものの、大事になってたとき、
私はどれだけのことができただろうか。
水はないけど
酒はある。
繁華街ミナミに暮らす私たちは、
それだけのことができるだろうか。
そうありたい、と思える手本をみせてもらったことに
大きな感謝。