PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
おとなになってはじめてかもしれない。
父の誕生日を直接祝うなんて。
77歳。
いい顔をしています。
9月12日、どんな1日だったかというと、
朝、長浜のでこぽん畑にいきました。
「でこぽんが黒うなってしもうてから・・・
夏の水やりがちゃんとできんかったこともあってのぉ・・・」
病気になってしまったでこぽんを切り落として
残った子を助けてやるのだといいます。
「もう、畑を売ろうとおもうんじゃ。
となりの工場の社長に交渉をしようかとおもうて」
いろんな想いがそこにある。
77歳。自分のできることと、できなくなってしまったこと
残したいもの、それでも愛しいもの、
あきらめたほうがいいもの、
あきらめきれないもの、
いろんな父の選択肢のなかで、心と体が、
いちばんいいな、とおもう決断をひとつ、ひとつ、
選んでいこうね。