PROFILE/MIKA MURAKAMI@188《コピーライター》
瀬戸の海を産湯に、波を子守唄に育ち、大阪はミナミの繁華街・坂町に生息する女コピーライター。藤原新也の「人間は犬に喰われるほど自由だ」を敬愛し、「はて。ほんとうに人間は犬に喰われるほど自由か?」と日々思い巡らしながら、2008年2月よりひょんなことから柴犬まめと暮らす。はて。きみにほんとうに伝えたいコトバはなんだろう。そんな、きみとわたしのこれからブログ。
マチオモイ帖って町に興味がある人が
つくるもんでしょ?
って声が多いらしくて。そこから、広がりに限界を感じてきた
わたしたち。町づくりとか町おこしのムーブメントのなかに
あるものとはちょっとだけ違ったりするんだけど
マチ、と名乗る限りは、そう思われることも多くて、悪いことじゃないのだけどね。
もっといろんな視点で「マチオモイ」があるのだってことを
伝えたいってことをメンバーで議論しあって。
クリエイターにとって、なぜ、マチオモイ帖づくりは
「やっておいたほうがい「いことなんだよ」になるのか、ってことを
清水さんが説いてくれて。そんなところからトークがはじまった。
「あなたの大切な思い出や、
忘れられない過去のエピソード、どんなことがあるの?」
「それは、いつごろで、どんな町にいたころのこと?」
「へえ・・・すてきだねえ。じゃあ、そのころのあなたのことを
マチオモイ帖に綴ってみない?」
「そう、そのときのあなたのまわりにいてくれた人や、場所、環境、
見えていたもの、見えなかったけどあったもの、匂いや、色、空、風、
あなただけが感じていた空気、声、チカラ、無力、切なさ、勇気、
思い出してみて。それこそが、唯一無二のあなたをつくってきたわけだから。
どこにもない唯一無二のあなた。オリジナリティ。」
「わたしの、マチオモイ帖 っていうの。わたしの、が肝なの。とてもたいせつ。」
あっちゃんのナビゲートによって
そういえば「マチオモイというコトバってどうやって生まれたの?」
ってとこから、話したりして。もう8年も前のことになるね。
論理的に組み立てられるタイプではないので、自然にやってきたことがいつのまにか
そーゆうことになってたんやなあ、と、清水さんやあっちゃんのことばを借りて
意味を持ってくる。そうかー。
終わった後、20年ぶりぐらいにあったカメラマン石本くんが
目をキラキラさせて・・・「村上さん、お久しぶりです。マチオモイって・・・
こんな意味が深いところにあったんですね。ぼくまったく知らなくて、
きょうめっちゃよくわかりました」と言ってくれました。