走れ。
走れ。
走れ。

走れ、まめ。
走れ、みつ、

転んでも、
凹んでも、
腹が減っても、
乾いても、

空を向いて走れ。
海を向いて走れ。

走れ。

２００８年。まめとみつに出逢えたこと。
それがいちばんうれしかったこと。

ミナミのじいじとお別れをして、
大きいじいじのところにやってきました。

大きいじいじ、よろしくね。
ミナミのじいじ、まめとみつ、お留守をするけど
待っててね。いい子にして
帰ってきます。ちょっとさみしいけど、
よいお年を、

リバープレイスにあたらしい橋ができた。
なんのためでもなさそうな橋だから、これはきっと散歩橋。
芝生の赤ちゃんが埋まっているから
土のところは入らないでね、と書いていますが
犬に読めるはずもなく・・・
今年はたいそうお世話になった、
この場所です。

すみよちゃんが母になってかえってきた。
「楽」（らく）ちゃんという女の子の母になってかえってきた。
２００８年はネズミ年。「子」に縁がある年なのだそう。
本をプレゼントすると
とても驚いて、よろこんでくれた。

楽。いい名前だ。

我輩は、漸（ぜん）である。
母ちゃんは、リカである。

母ちゃんの会社がきょうで仕事納めだというので、
それはきちんとしなければとおもい、
ご挨拶にやってきたのだけど・・・
母ちゃんはこのとおり、出されたケーキに夢中なのである。
おいおい、母ちゃん、ちゃんとご挨拶しなければ・・・！！

仕方ない。ぼくが社長さんによろしくいっておく。
社長さん、１８８のみなさん、今年はほんま、母ちゃんが世話になりました。
この１年いろんなことがあったってことは、母ちゃんの腹のなかから、
ずっと聞いいたので存じ上げております。
泣いている母ちゃんをみんなで守ってくれたこと、
本当に感謝しています。このとおりの、母ちゃんです。でも、
泣き虫ではありますが
弱虫ではありません。
どうか、どうか、来年もよろしく。

わかれ道は、

口笛吹いて。

まりねえちゃんが、
プレゼントしてくれてん。

うれしかってん。

サンタがきた。
いいこにしていた、
まめとみつのところに

背の高い
サンタクロースが
やってきた。

まめの本が誰かの手から手へ
渡る。
なつかしい時間を思い出せるだけ
思い出す、
記憶のスイッチになる。

日本中の人がうようよとプレゼントを選びにやってきた
渋谷の町のひっそりとした路地裏で
しずかに、歌うように、
まめの本。

※出版記念展覧会→年内は、２６日（金）までやってます。

渋谷のまんなかで、
小さな手の
女性にあった。

おかあちゃんみたいな手は、
よその国のなまりがして
血と、体温でいっぱいなきがした。

まめとみつが
いっきにハツジョーすると
どないなるとおもわはります？

寝顔を見ながら。

猫のひたいのような玄関先で、
花を植えたり、
犬を撫でたり。

質問を３つ考えてきなさい、と
宿題を出した。

まめは緑で

みつは赤。

マフラーと北風とクリスマス。

大好きな人たちと
大好きな場所で。

きょうはまめの誕生日。
赤ちゃんになって、生まれた日。

お父さまも
お母さまも、祝ってくださる
うれし、うれし。

おめでとう。
パチパチパチ。

リバーカフェ。
「もうすぐ、1歳ですね」といつも声をかけてくださる
店長さんの粋なサプライズ。
まめは、特製のお誕生日ドックケーキをプレゼントしていただきました。

写真は、ケーキをつくってくれたパティシエのはるかおねえちゃんと
いつもまめと遊んでくれるめぐみおねえちゃん。
生クリームの代わりにヨーグルトを。お砂糖のかわりにはちみつをつかった
特製ケーキです。おうちにも犬を飼っているから、って愛情いっぱいにつくってくださった。

じいじは、東京から必死で帰ってきてくれた。
帰ってきてくれないかもとおもっていたけど、帰ってきてくれた。
まちこちゃんも風邪をひいているのに自転車できてくれた。

厚着をして、たかよおねえちゃん。
ふ～ふ～とエビチリフォンデュの湯気。

まちこちゃんは、いつもおしゃれでかわいい。
憧れのおねえちゃんです。

かなえねえちゃん。大好き。いもむしのプレゼントを
くれたから、大・大・大好き。

みつもご機嫌です。
みつのときも忘れないでね。

「おまえも、飲め！」

と、パパにワインを飲まされました。
人間年齢17歳。

まめ。おはよう。
ママはいま東京のホテルにいます。朝です。
1年前のきょう。朝か夜かわからないけど、まめはまめのおかあさんのお腹から
きれいな光に導かれてこの世に生まれて来ました。
まめのお兄ちゃんや妹は何匹ぐらいいたのでしょうね。
おかあさんや、おうちの方はどんな人たちだったのだろう。ママにはわからないのだけど、
島根県のおかあさん、まめを産んでくれてありがとう。
まめはいい子に育ちました。パパやじいじが大好きで、りかちゃんやかなえちゃんや
みさこちゃんやたかよちゃんといつも遊びたくてたまらなくて、
みつのことをぺろぺろなめて可愛がってくれるいい子に育ちました。
そして、ママにたくさんの愛を教えてくれました。
まめが去年の雪の日に、ママのところにきてくれたこと、うれしいうれしいです。
まめは知らないだろうけど、まめはもういろんな人に
愛をたくさんプレゼントしているんです。まだこんなにも小さいのに。
1日、1日が、いとおしくてたまりません。「生」を知った瞬間から、「死」に向かう
カウントダウンがはじまることなど普段意識したことありませんでしたから。
そういうこと本で読んでもピンとこなかったけれど、
まめと1日でも長く楽しくいられることを強く、強く、思うようになりました。
ママのおかあちゃんも、こんな気持ちなのかな。似てるから、きっとそうですね。
泣き虫で、私と離れていることがこの世でいちばんさみしくて、
私が帰ってくることがこの世でいちばんうれしい人です。
でも、いつも願ってくれています。いつも笑顔です。
いつも太陽と海の色をママに伝えてくれます。大切な人たち、自分も含めて、すべての
命はカウントダウンされるんですね。そういう考え方はちょっとさみしいかもしれないけど、
思い出をたくさんたくさん、いい思い出をたくさんつくろうと思っています。
因島に帰ってみかんをつんだり、スイカを手伝ったり、おばあちゃんに話しかけたり、
じいちゃんの話をもっときいたり。やることだらけでつきないです。
毎日毎日、パパと散歩したり、ちゃんとごはんを食べることだってちゃんとできてないから。
反省だらけですけど。でも、ママにとっては新しい1年となりました。
12月に「まめの誕生日」という新しい記念日が加わって、
1年の最後にこれからしばらく、いままで以上に命をおもったり今年の自分をおもったり
するのかもしれませんね。

もうすぐしんかんせんにのって
帰るよ。

まめ、展覧会の初日が
あけましたよ。
今回はもう、展覧会にこぎつけること自体が奇跡のようなスケジュールだったので
ひとまず、ほっ！！

あたらしい作品、「コトバのタネ」シリーズが
会場のまんなかで太陽のようにぽかぽか、ゆるゆるとした温度でいてくれて、
小さい頃のまめのアルバムをめくっているような気持ちになります。
きょう、おもしろかったのは、いままでどんな展覧会にものぞきにこなかった
ギャラリーの近くのとある方が、「柴犬」に反応して
はじめてのぞきにきてくださったこと。柴犬が好きであること、そして昔、やぎや豚を飼っていたこと、
動物の小さいときはみんな純粋であること、そんなことを
どこかの方言のままでうれしそうに話してかえられた。

先日、レコーディングではじめてごいっしょさせてもらった
谷川賢作さんがさっそく奥様といらしてくれました。
娘さんがまめの本を気に入ってくださったようでうれしい。

本当にお美しい秋本奈緒美ねえさん。ご自身もワンちゃんをかってらして、「犬」と、
「愛」について盛り上がる。ガクさんの作品とまめの作品の世界の両方を
愛してくださっています。

さて。
明日はまめの誕生日だから、
いったん大阪に帰って、誕生日パーティ。
賑やかな年末になりそうだ。大阪にまめを残してくるのもつらいけど、
東京にまめの写真を残してくるのもさみしい。

どないやねん！！

ママは東京にきました。
まめ、みつ、いいこにしていますか？

きょうから、展覧会がはじまります。
東京のみんなに、まめの写真をいっぱい見てもらう日です。
いろんな人のこころがあったかく
なりますように。

メリークリスマス。
まめと、みつ。
ママからのプレゼントは、赤と緑のチェックの首輪。

早起きはきもちいね。
いつもより、遠くにいこう。遠回りしたら、
キラキラした川や
ふわふわの雲がみつかる。

黄色い葉っぱ、
風にくるくるまわるから、
どこまでも追っかけてったらおもしろい。

さて。きょうは待ちに待ったクリスマスパーティ。
今年であった、たくさんのお友だちに、ありがとうね、と
これからもよろしくねを伝える日です。
写真は、ぱっぴーちゃん。運動かいぶりの再会です。

うめちゃん、レオンくんと、仲良し三人組。
でもチームが離れてしまいました。
休憩時間にプロレス大会。

おなじチームになった
あっちんママところのももちゃん。おしゃれな女の子で
かわいいの。ちょっと大昔に買っていた、「ごえもん」に似てる。
いすとりゲームが上手でした。

みつの同級生、ぱぴおんのルナちゃん。
もう永遠のアイドル、ルナちゃんは、バンダナをするだけでも
かわいい～～～。男の子だったら、ラブラブかもです。

となりの席のパッピーパパがいろいろ
遊んでくれたよ。まめとみつは、
コーギーちゃんが大好きなんだ。

ビーグルのきくちゃん。
なんと、お散歩コースがいっしょだった！！！
高津さんと、リバープレイス。えええ、いままで会ったことがなかった。
気付かなかったのかなあ。これから、よろしくね。

ゲーム大会の会場はこんな感じです。
いつもの、お教室のなかま以外にもいっぱい友達がいて、
うれしかった。

水色さんチームのなまえは「チーム青空」
ママがネーミングしました。ははは。
なかよくランチです。アメリカンをテーマにしてハンバーガーなど
山形先生やスタッフのみなさんが手作りでふるまってくれました。

「チーム青空」は、総合２位となりました。
わーい。まめとみつと二人分だから、賞状が二枚です。
一位は、まめの大好きな友達レオンくんやうめちゃん、ロッソくん、ちゃこちゃん、ぐりちゃんのいる
赤色さんチームでした。惜しい！！って思ったけど、これは勝てん。おめでとう！！

ああ、楽しかった。
きょうはどんな夢をみるかな。

渋谷のハチコーに負けじと、柴犬まめ、お江戸に参上でございます。
「ぼくらは簡単なことばで出来ている～旅する柴犬まめのポラロイド写真詩集」
出版記念展覧会・・・！！東京にお住まいの方はぜひお越しください！！

■期間／２００８年１２月１６日～２００９年１月１６日
■時間／１３時～１９時
■休廊日／日曜日、年末年始（１２月２７日～１月５日）
■企画制作／ポスターハリス・カンパニー
■協力／ＰＡＲＣＯ出版

生ポラロイド、生コピー、約３０点を展示。
クリスマスプレゼントにぴったりの、癒しＢＯＯＫ「まめの本」。
会場でもお買い求めいただけます。

そら、満月だ。

気が荒くなっている気がします。
あかん、
あかん。

琵琶湖のほとりのおうちに
年老いた犬がいて、近づくとウォンウォンと話しかけてきた。
私もウォンウォンと、しばらく話し込んだ。

そのあと鎮守の森で
このこがあと１年でも２年でも長生きしますようにと
願う。
通りすがりの縁も、
縁だし。

きょうは、じいじの45歳の誕生日です。
皇太子妃殿下のまさこさまとおなじ誕生日なのです。
でも、じいじは風邪を引いて倒れちゃいました。

きょうは、あたし、みつの7ヶ月の誕生日です。
おひるに真智子ちゃんがきて、まめねえちゃんの写真をいっぱい
撮っていたので次はあたしかな？って思ってまっていたら・・・
あれれ・・・まめねえちゃんとお散歩にいって、
あたし、おいてきぼりでした。えええ～、誕生日なのに？？？

パパ、どういうことおお？
ケーキ、ケーキ、ケーキ！！！
ママ、かえってきてええ。

いちめんが
銀杏のじゅうたん。
黄色くて、茶色で、まめはかくれて
みつは黒い影のよう。

最後の一葉という、
ものがたりの最後は、
ハッピーエンドだっけ？

早朝、パパとママが
黒と赤のコートをきていつもとちょっと違うかんじで
そわそわとおでかけしました。

いってらっしゃい、って思うのだけど。

応援しているのだけど、

「こら、みつ、ちゃんとおうちに入んなさい」

まめ、みつ。
覚えていますか？前に話した、かっこいいおにいさん、
さどゆたかさん、という指揮者さんのこと。
今日はね、その、さどゆたかさんとであった大きなコンサートの
リハーサルの日でした、朝から、ママもパパも、かなえちゃんもみさこちゃんも
いなかったからどうしたのかな？って思ったでしょう？

1年の締めくくり。とても、とても大きなお仕事なのです。
ママにとっては9年目になるんだけど、一生懸命やってきました。それでね、
明日、大阪城ホールってところで、ママの詩が読まれるんだよ。
応援していてね。

ママとパパの帰りがおそくて

悲しくなる。

なんとなくいつもと違う道を歩きたくなって、
きょうは千日前を南下。とことこ、てけてけ、とことこ、てけてけ。
すてきなイタリアンのお店があるね～行ってみたいね~とはなしながら
歩いていると、お店からちょうど出てきたお客さんが
まめとみつと遊んでくれました。たくさん遊んでもらったから、
ごあいさつがわりに本のポストカードを手渡しましたら、なんと！！！

お店のおねえさんが「え！！！私、この本ともだちにプレゼントして、
自分でも買ってます。え・・・？あの、本のまめちゃんなんですか？ほんとに？」

たまたまいつもと違う道をとおって
たまたま出逢った方が、まめの本を持っていてくださるなんて！！
で、記念写真。すてきな散歩道に乾杯、なのです。

感情的になる日があっても

いいのでは？

真智子と
時間をたぐりよせるようにあう。
二人はなぜか、とても忙しく、あわただしくて、散歩すらできていない。
それでも、
目に見えないなにか、得たいのしれない匂いを
探ることから逃げたくはないぞ、という
感じがわかって、
そして、またとても忙しくわかれたのだけど、
会う前の忙しさとはちょっとつやめきが違うような気がしたので、
今日はとても気分がいい。

店に、まめの本があった。

まめが
みかんを好きといった。
わたしを好きといわれるよりも
うれしい。