トゥりゃトゥりゃトゥりゃトゥりゃ
と、1週間が過ぎていく。
本来ならば今日をもって、リカ姫、産休・・・
この世に6人味方がいたら、
あなたは世界を変えることができる。
と、ある人がいった。
6人だけで?と驚いた。
そのあとで
6人味方がいるってすごいかも、
と、別の人がいった。
6人。
淡々と
きょうもごはんをたべて
まめと遊ぶ。
じい。
君以上にそれどころじゃないものなんてこの世にあるわけないのだから、と
いうのはそれどころじゃないわたしの方便だったのか。
意外にもゑふさん、
まめ&みつにはじめて逢う。
朝から、雨でした。
このごころ雨とチューニングしすぎて、雨から愛されてしまっているようで。
でも、寒くはないぐらいの雨。
真智子センセは、うさぎ風のポンポン帽子。
わたしはオレンジ色の定番のわんぴーすを着ようとおもったけど、
雨で乾かないままだったので、白のぶらうす。プーマの帽子。
ガクじいしはいつもの調子。ライブペインティング帰りで、本当はへとへと状態。
ジュンク堂のスタッフの方たちがあたたかく迎えてくれた。
「昔、飼っていた犬に似ている」と、この本を大切に思ってくださったらしい。
大勢の方がきてくださった。真智子の学生時代の友達、昼間は会うことのなかった飲み友達、
「1万人の第九」で出会った小さなちえちゃんは私の背を追い越していた。
とみままのところのたかあきくんはすっかり大人だった。高校生だったのに!!
パパの方のおばあちゃんはボケがはじまっていて、
それでもうれしそうにお義母さんに手をひかれて、久しぶりになんばへきてくれた。
何度も、何度も、「ええ毛並みのネコやな。オスか?」と聞いたという。
まんちゃんパパは、笑って、何度も何度も、「ちゃうで。犬や。ふたりともメスやで」と答えたらしい。
九州からは弟ゆうじの家族が。りんくんも、そうくんも、ぷよぷよのほっぺた。
抱っこする時間もとれなかったのが残念でならない。
上本町のいきつけドッグランのトレーナーのおねえさん。しつけ教室ではじめてであった
柴犬のおにいちゃんレオンくん。まりおんちゃん&りゅうくんのパパママもきてくれた。
たくさんの方に守られて、きょうのわたしたちがあることを忘れないです。
最後にかなえ。
サインドイッチマン、ありがとう。
福井のおかあさん、かなえは立派にグラフィックデザイナーとして
人間として、女として、成長していますよ。
「ええ毛並みのネコやな。オスか?」
どちらにしようかな
小さなわたしたちはいつも迷うと
神様に問うた。
コインを投げたり、
花びらをむしったり。
なるようにならなかったことはない。
おしらせ、です。よ。
まめこねえのサイン会。て。
10月26日(日)3時より。難波のジュンク堂にて。
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「ぼくらは簡単なことばで出来ている
~旅する柴犬まめのポラロイド写真詩集~」
刊行記念サイン会 in ジュンク堂
■ジュンク堂 なんば店
■10月26日(日)3時より (がんばれるまで!?)
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みつも応援します。
みんなきてね。
この人は。
この人という人は
まったく。
圧倒的なプラスの感情だけで女はできていて、
いい。
ちゃんと、起きて
ちゃんと、食べて
ちゃんと、暮らすことを
していないつけは、
くるのだ。
弱さをみせてはいけません、と
日本犬のお父さんはいったかもしれないけど、
弱さをちゃんとみせることも
ときには。
真智子ネエちゃんに
甘えてみました。
真智子ネエちゃんは
黒いカメラの箱をもってて、
いつも、待て、というのにきょうはもっていなくて
きょうこそ、えいっと
甘えてみました。
まめ。きょうは、まめが生まれて10ヶ月のお誕生日です。
あきもせずにおめでとうの歌を歌いますよ。
どちらかというと、まだ10ヶ月。1歳にもなっていないのですね。
お散歩にいくたびに「はい、まだ3ヶ月です。」
「ええ、4ヶ月になったとこです。まめ柴ではありません」」
「そうですね、5ヶ月を過ぎました。柴の仔犬です」。はい、「あ、6ヶ月です」
小さなまめをみて、たくさんの方とお話をしました。
このごろは、「はい、7ヶ月です。まだ子どもですよ。大きいですか?」
「まだ8ヶ月ちょっとです。貫禄・・・?ありすぎですか?ははは」
「9ヶ月です。もう、大きくはならないと思いますよ」
まめ。1日1日がたからものです。
このごろは、みつとも、とても仲良しですね。まめとみつが
元気いっぱいであることが、
わたしたちのしあわせ、です。
切断してしまうこともできるのだけど
あきらめてしまうそのちょっと前に からっぽになって
チューニング
チューニング
きもちをするっと同調させて
草になったり。
犬になったり。
臨月で、満月。
次に月が満ちるころ、わたしは
おねえちゃんになる。
なぜ、あなたはとつぜんに話し出したのだろう。
なぜ、わたしはせつないきもちでそれを受信したのだろう。
なぜ、知ろうとしなかったのか。
なぜ、今なのか。
なぜ、今夜だったのか。
満月が少しだけ欠けた夜の、
チューニング。
まめです。
このごろ毛布が好きです。でも、雨も好き。
夕方になってママが「じいじの展覧会にいくよ~」といったからおともしました。
「え、じいじはぎっくり腰じゃないの?」といったんだけどがんばって会場にいったんだって。
そしたらなんと!!わたしのリスペクトする夢雲ねえさんに会ったのです。
夢雲ねえさんも覚えていてくれて、
「まめこはん、元気どしたか?」
みつは、おおきな夢雲ねえさんにびっくりしてたけど、
「あらまあ、まめこはんの妹どすか?」といわれ、照れていました。
おすまししてやんの。
きょうは、じいじとか、ぷーりー兄ちゃんとか、お兄ちゃんたちの絵がいっぱいで、
似顔絵を描いてくれるコーナーもあって、本当は行きたかったけど・・・
犬だから遠慮しました。ぷーりー兄ちゃんの絵、すっごいおもしろかって、ほしいなあ、とおもった。
他の侍さんのもかっこよかったり、おもしろかったり・・・でも、でも、でも
なんか、じいじの絵だけがみんなと違う気がしたのは・・・
あたしだけ?
琵琶湖に満月。
松林を抜けると、維新派。
まめにはまだ、話したことがないね。ここにはもうひとり、
すっげーじいさんがいるんだ。
すっげーかっこいい、じいじも尊敬している世界のじいさんがいるんだ。
月と水の引力をみかたにつけて、
澄み切った10月の空のしたに、維新派と、そして
呼吸するわたしがいた。
みつです。
まめこねえちゃんが「なあ、みつ。本屋みてきて~」って朝から何べんもいうねん。
「そんなん、自分で見てきたらええやん」ってゆうたら、
「そんなん、恥ずかしいやん。置いてへんかったらどないすんのん、それにだあれも手にとって
くれへんかったら、さみしいやん」っていうねん。
「そんなん、みんな見てくれてるかもわからんやん。自分の目でみたらうれしいやん」
ってゆうたら、
「恐いやん。なあ、みつ。ママの机のとこからハロウィン用の骨型クッキーあるやん、
あれ、あとでなこっそりとってきてあげるしやなあ、本屋まわってきてんか」
「しゃーないなあ、まめこねえは~~~~!!!」
ってなこって、レポーターみつでございます。
びびり犬まめこねえちゃんとママがコラボレーチョンした写真詩集をみつけに大阪の町へGO!!
梅田の紀伊国屋、あったよ~。
難波のジュンク堂、あったよ~。
難波CITYの旭屋、あったよ~。
クッキー、クッキー、クッキー!!
「死というものは、なしくずしにヒトに訪れるものではなく、
死が訪れたその最期のときの何時かの瞬間を、
ヒトは決断し、選び取るのです。
だから、生きているあいだに、あなたが死ぬときのための
決断力をやしなっておきなさい。」
わたしが目標とする写真詩人・藤原新也「メメントモリ」からの一説。
繰り返し読み、丸暗記し、ぜんぶはわからないけれども、覚えておかなくてはとおもった一説。
彼女はゆっくりと虹のスプーンを手にとり、
大好きなガトーショコラを口に含んだときのように
こっくりと微笑みながら
今日の日を選び取ったのです。
きょう、10月10日はとうとうまめの本の発売日。
『ぼくらは簡単なことばで出来ている~旅する柴犬まめのポラロイド写真詩集~』
朝からココには置いているよ、ときいていたトウキョウのパルコのしたの
リブロっていう大好きな本屋さんにいってみたのですが・・・・ない。どこを探しても、ない。
店員さんにきいてみたら、何度もタイトルを聞きなおされて、
「う~ん、入荷予定にもなってないです」
・・・といわれ、が~ん・・・。とぼとぼと山手線にのって品川駅売店で、
クレアドッグをかう。大人気犬カイくんの表紙。カイくんは今日が誕生日なんだって。
まめの本は・・・売店にあるわけない。
夜、まめとみつをつれて二匹散歩をしていたら、かつらこから写メール。
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まめ、美香ちゃん全国デビュー。
じゃじゃじゃ~ん!!
おめでとう。
渋谷リブロにて!
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やった~。ちゃんと売ってる。売ってる。本当に売っている!!!!!
まめの子どもが5000匹生まれてしまったかのように
もう、あたしはほっておけなくて、すべての本屋さんでいいこにしているか
かわいがってもらっているか心配で要られなくなる。
まめの本ではなかったら、こんな感情は産まれないだろう。
まめの子どもたち。
いい子にしているのですよ。まめの顔でほほをゆるめて、
本を開いてくれるひとたちは、
きっと、こころのやさしいひとです。
もし、そのひとが悲しいことや、苦しいことの最中にいたりしたら、
まめ、やさしくそばにいてあげるのですよ。
少なくとも、ぼくは味方でしょ。
出張中にパパからメールがきました。
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夕方にカーペットの上にみつの歯が
ころがっていました。
左下の犬歯がはえかわってたよ。
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10月9日。みつ、5ヶ月のお誕生日です。
おめでとう。おおきくなったね。
明日は早起きして
トウキョウにいってきます。
よい子にしているのですよ。
まめ、
みつ。
ぼくらはかんたんなことばでできている。
かんたんなことばで
かんたんにげんき
かんたんにえがお
むずかしいかおをしていると、ぼくらが
ぼくらでなくなるような気がするのは
ぼくだけ?
かんたんなぼくと
かんたんなきみとの
かんたんなまいちにが
ぼくはだいすき。
これはママが3年前に書いた、詩です。
原詩はぜんぶ、ひらがなです。できるだけ、かんたんに書きました。
そのころのママのまわりには、とてもむずかしい顔をした後輩たちがいました。
そして、同時に、とてもかんたんなことばでおおきな力をくれる、おおきな先輩がいました。
ママはむずかしいことをいったりいわれたりするのが苦手だったので、
かんたんなことばで笑顔をくれる先輩みたいに
なりたいとおもいました。その先輩は、いつも舞台のうえから、
よっしゃ、大丈夫、それでいけ!!!と背中を押してくれます。そんな風に、
わたしもなりたいとおもいました。そのひとは、
指揮者の佐渡裕さん、というママの大好きなお兄さんです。
パーティに出席できないからといって、
おおきな花をくださいました。まめ、前にも紹介したから知っているでしょう?
『ぼくらは簡単なことばで出来ている』・・・たくさんの思いを込めてつくった本が
完成して、きょうはお披露目のパーティでしたね。まめ、たくさんの人にご挨拶したね。
しつけ教室の山形先生やいいかわ先生や、グリちゃんママ、ちゃこちゃんママ、うめちゃんママも
きてくれたよね~。朝からリハーサルとかしたし、忙しかったし、散歩にもいけなかったけど
いい子にしていたね。みんなにありがとう、って伝えることができたね。
うれしいね。だいすきだね。
明日は、そのお兄ちゃんにあって、
まめのこと、本のこと、たくさん報告してきます。
あ、でも・・・
うえのひとから何かしてもらったことは、
うえのひとに返すのではなく、
したのこたちに、何かしてあげることが大事なのですよ・・・
と。ママがまだ短大生の頃にそのことを
教えてくれたのは、そうだ、そういえば、
パパでした。
まめと、マチコちゃんといっしょうけんめいつくった本が、
むずかしい顔をした
誰かに届くといい。
おいおい。
かなえさん。
なにしとるんです!
みんなパーティの準備をしていますよ。
まめおはよう。
きょうは、わくわくする日です。まだ、まめに紹介したことがないけど、
とってもやさしいおにいちゃんが遊びにくる日です。
朝に帰ってくるか、お昼ごろになるか、知らない間にかえってきてまたいなくなってるかは
わかりません。もう、きてかえったかもしれません。
でも、
きっと、まめにはわかると思うのです。とてもやさしい、草食動物のようなおにいちゃんの気配は。
そのおにいちゃんはね、パパといっしょに働いていたひとです。
こんぴゅーたをしていたけど、音楽が大好きで、かっこいい曲をたくさんつくっています。
ベースという楽器をひくのが上手です。
大きな黒いめがねをよろこんでかけていて、はじめてみたとき、ヘンなめがね、と
おもったけどだんだん、似合ってるなあとおもうようになりました。
そのおにいちゃんはママのおともだちのこいびとです。いつも手をつないでラブラブです。
そのおにいちゃんは最近、ママの夢に出てきました。
柴犬を飼い始めたんだってね。みせて。ぼくもね、犬を飼い始めたんだよ。
パグっていうのかな。そんな感じの犬を抱いて、階段のところに座っていました。
あの頃はいそがしくて、いつもいっしょにいたのに
わたしたちは多くの言葉をかわしませんでした。だけど、このごろ、
おにいちゃんはときどき、こうやって、ふら~っと遊びにきてくれるのです。パパの叩くドラムの横で、
静かにベースをつまびいていたりもするそうです。
ママが遊びに行った先の横浜のジャズバーとか、岩手の宮沢賢治記念館のある公園まで、
飛んできたこともありました。
なんでこんなとこに?ってとこで笑ってんの。ママは迷わず、
ヘンなめがね!!っていってやります。
ああ、いた、いた。お向かいのホテルのふくろうさんのところに、いました。
まめとみつをうれしそうにみていました。
お入りなさい、と声をかけたのですが、まめさんとみつさんの姿、
ここからがいちばんよくみえるので、いいです、いいです、と遠慮がちに、
微笑んで。恋人を待たしているから、と
雨の中をす~っと虹のスプーンみたいに飛んでいきました。
まめとみつ。ちゃんとご挨拶できましたか?
やさしいおにいちゃんでしょう。ヘンなめがねだったでしょう。
あれからまる2年。
まめのなかに、
みつのなかに、
わたしのなかにあなたはいつも
生きている。
思い出はポケットに。いつでも取り出せる、場所に。
はやね、
はやおき。
あさの
あめ。
からだすつきり
まめと
みつ。
田口ランディさんの「転生」朗読会。
法然院に伺い、本ではなく、ご本人の声で聞かせていただきながら。
20年ぐらい生きていた犬が自ら森にはいり、
古い友人が迎えにきたようにす~っと息をひきとったくだりのところで、
テレビカメラが私を捕らえていたら完璧!というほど、
完璧に左の目から一筋の涙がす~~~~~~~っとあごのところまで流れて、
そして数秒後に、右からす~~~~。
そしてあごのところから、床へポタポタポタ。
魚だったり、虫だったり、鳥だったり、犬だったり、男だったり、女だったりする、
転生する命のはなし。
法然院の和尚さんは、仏教が極楽と地獄の思想を教えた頃からなんやあかん。日本の坊主がさぼってきとったんや。極楽と地獄があるわけやない。転生と解脱のことをいまの子たちは、しらんからなあ。さぼってきたんやな。日本の坊主が。といったのが妙に心に残っているが。
しあわせだったり、不幸の連続だったり、なんでもなかったり、一瞬だったり、
ありのままだったり、あるがままだったり、どうしようもなかったり、ぼろぼろだったり、
転生する命のちからのはなし。
強烈な磁場みたいなものに引き寄せられてまた、
転生し命を得てしまうこの性懲りもないちからのことを
わたしはむかし、人だった時代に知っていたように思う、と。
40分の静かな朗読の最後に
ランディさんはしずかに、そのちからのことを
「愛」と呼ぶと語った。
そういえば昨日、昔私を育ててくれたデザインプロダクションの社長から手紙がきた。抜粋する。
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そのひとと 妥協せず
そのひとを がっかりさせず
あまえず たいせつに つきあいきれば
それが 愛です
犬やら編集さんやら
まわりはせんせいだらけ
愛の新人にしては
ラッキーなスタートですね
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
わたしはいま、愛の新人、らしい。
どんぐりころころ
どんぐりこ ♪
ママといっしょに湊町のリバプレでお歌を歌っていましたら
通りすがりの犬ママがささやきました。
「どんぐりに気をつけて」
なにそれ暗号みたい。なにそれ、どんぐり???
足元に気付けば、ころころ、たくさんのどんぐり。
「ああ・・・どんぐりの木があったのね。こんなところに木の実がたくさん落ちてるなんてね」
ねえ、ママ。
これ食べられる?
世津子おかあさんがうれしそうにいう。
「まめ、パーティするのん」