9月がきょうでおわり。
9月があめでおわり。
まめも頑固だがわたしも頑固だ。
プライドは捨てたほうがいいですか?
と、久しぶりにかきたくなった。
昔の日記にも同じことを書いているんだなあ。
成長ないか、あたしも。
黙っていたいとき、
わたしは
パパの横にいる。
ひさしぶりのお教室。
二学期がはじまった、ってかんじです。
まめもみつもがんばりました。
次にむうん姉さんに出会えるまでに
できるようになりたいことがいっぱい。
むうん姉さん。
元気ですか?
あたしたちはあれから大阪におうちに戻りました。
ぐったりと眠って、それから
次の日にはママにおもいっきりシャンプーされてしまって、
毛がふかふかです。いい匂いね、といわれます。
でも、
あたしはあの稲刈りがおわったあとの田んぼでの感触がまだ
肉球にしっかりのこっています。
ザクザクザクと、藁を踏みたおしながら、むうん姉さんの尻尾をおいかけて
走るあの感じが思い出されてなりません。
からだがうずうずとして、思いっきり走り回りたくなったから、
芝生の公園にいったんやけど、
なんか違うねん。
お日様の匂いが違うねん。
草の匂いが違うねん。
むうん姉さんはどうしていますか?
おでかけですか?
いつものように近所めぐりをしていますか?ポテトちゃんたちと遊んでいますか?
また遊びにいってもいいですか?
きょうもいい天気ですね。
うちの窓からはビルしかみえないけど、それでも、ときどき
鳥やカラスが遊びにきます。
ここはここで、好きなものがたくさんあります。
ママは山にいるときとぜんぜんちがって、パソコンにむかって
いっしょうけんめい仕事をしているみたいです。
ママも田舎のコだから、
夏休みのあとはいつも寂しい気持ちになるんだって。
でも、
自分の居場所を愛してあげないと・・・っていいます。
まめとみつがいてくれるから
わたし、ここが大好きよ、っていってくれるから、
そっか、とおもって
うれしくなっています。
むうん姉さん。わたしも、むうん姉さんのような
いいおねえちゃんになりたいです。
みつのこと、いじめてばかりはあかんってわかりました。
おねえちゃんになるのは
ちょっといやだったけど、むうん姉さんをみてたら、
おねえちゃんもいいなとおもいました。
また
手紙かきます。
いやや、いやや、
帰りたない。
もっと、あそぶねん。
むうん姉さんと、あそびたいねん。
帰りたないねん。
楽しい時間はすぐに過ぎてくね。
だから、あたしは楽しすぎる時間に臆病やねんな、いつも。
まめちゃん。
ありがとう。あたしもたのしかったで。
あんた、気ぃつよいし、子どもにほえるし、要領はええし、いやしんぼやけど・・・
みててほんま、おもろかったわ。田んぼに落ちて宙吊りになったときも、正直、わらわしてもらいました。
ま、何べんかお仕置きさせてもうたわけやけど、
あんたが二回もつけてくれた頬のキズ、大事にさしてもらうわな。
みっちゃんもな、あんたおとなしい子やおもったら、なかなかの負けん気や。
ほんでもやさしいコやな。あたしがまめちゃんお仕置きするたびに
心配して、やめたって、やめたって~ゆうて、あたしの尻尾ひっぱってたもんな。
あんたらええ姉妹やったわ。あたしも姉妹ほしいさかいに、
妹に認定するで。次きたら、上からのったら、絶対ゆるさんで、よう覚えときや。笑。
って・・・おねえちゃんぶろおもたけど、
やっぱりさみしいわ。
えい!! 車のったんねん。
パパさん千日前つれてってんか。
最終日の9月23日は
私の誕生日。大好きなソプラノ歌姫・深川和美と
リュート奏者の高本一郎さんをむかえて、
室生の里を一夜の
竜宮にしたててみようという試み。
今回のライブでは、私がいくつか書かせてもらった詩が
声になって、歌になって、
お客さんに届いていく。紙の上でみるのとはまたちがったコトバを楽しんでもらえたら
うれしい。ライブでは初披露する歌もあって、
念入りにリハーサル。
ガクさんは、リュートの音を背景にしながら、ライブペインティングによって
竜宮をつくりあげていく。
高本さんとも初対面なのだけど、どちらも品があるところが
共通している。似合う二人だ。
朗読詩「海のさっちゃん」にあわせるかのように、
波が描かれ、とびうおたちがキャンバスいっぱいに泳いでいく。
ガクさんがゆったりと、
たぷたぷの墨たちと遊んでいるかのように心地よさそう。
ガクさんの絵が次第にできあがっていくなかに、
和美ちゃんが登場して、朗読がはじまる。
自分のコトバが、声になって耳に届くというのはまたぜんぜんちがった
感覚として入ってくる。どきどきもする。
とはいえ、ライブをしてくださっているお二人のまわりは
実は光にあつまってきた虫たちの園で
かなりつらかったらしい。背中に何匹も入り込んできていながらも、
そ知らぬ顔して演奏してくださっていた、というから・・・
ライブが終わりで、
みんながお誕生日ソングを歌ってくださり、
まりこプロデュースの「レモンづくしのバースデーケーキ」をいただいた。
ろうそくの数はシンプルに省略してくださっている。笑!!
とても幸福感に満ち溢れている。
まめもみつも、いっしょにウォンウオンと歌っていた。
まりこときみえ。
この場所で、この空のした、この星のしたで、
ひっついたり、はなれたり、であったり、わらったり、
それでも2年前のわたしたちとなにもかわらなく、でも、まめとみつがいたりして
確実に変わっていっているわたしたちでもあって。
ひとみちゃんとたかひこちゃん。
彼女たちも2年前のライブでであって、そこからファンでいてくださっている。
ひとみちゃんは「手のひらは太陽です」という作品を
買ってくださった。これから独立していくわたしの、ぶれないものとしたいというような
話をする。たかひこちゃんはひとみちゃんのカレシで音響のしごと。
まんちゃんの音と、音響をほめてくださった。
誕生日。大好きなひとたちのなかで、
大好きなひとたちに感謝しながら、展覧会の最終日を迎えることができた。
22歳のときに、
まんちゃんが教えてくれたこと。
誕生日はじぶんがよろこぶ日ぢゃないよ。
じぶんを産んでくれた両親に感謝する日です。
だから電話しなさいね。
「元気です」
って。
それぞれに玉手箱に
それぞれの朱夏をしまって、
また明日から。
また明日から!!
きょうはむうん姉さんのお誘いで
ご近所めぐりツアーにでかけた。
むうん姉さんは、
ここいらじゃちょっとした人気者で、かなり顔パスできる
畑や庭があるという。
ともだちの家も
あちこちにあるようで、1軒1軒、きょうは紹介してまわって
くださった。
「大阪の千日前からきた、まめとみつです。
むうん姉さんところで1週間ほどせわになっております。
よろしくお願いします」。
そしたらいろんなひとが、
「山ははじめてか?」
「田んぼにはいるんは、おもろいけど気ぃつけや」
「草むらの下には、みぞがあるで、落ちなや」
などアドバイスしてくださった。
でも・・・あたしは落ちた。
草むらの下にはみぞどころか、なにもなかった。
8メートルも落下してママをびびらせた。
途中、リードで宙吊りになった。
とにもかくにも。
むうん姉さんはかっこいい。
このひとについていきたいと心から思うのである。
むうん姉さん、遊ぼ!
むうん姉さん、遊んで!
むうん姉さん、ほれ、遊んでみたいとおもわはりませんか?!
むうん姉さん、ゲット!!
純菜をつかったインド家庭料理屋台を
ギャラリー開催中にずっと
やってくれていたのが、モハマヤバードのお二人。
チャパティをつくってくれる、けんちゃんはレゲエのシンガーで、
ドレッドヘアがひざ下ぐらいまである。
お料理担当のみほちゃんも美しい声の持ち主。ときどき、星空のしたで
屋台がおわったあとに
ふたりどちらともなく歌い出すかんじが、とてもすてき。
こちらは、ギャラリースタッフのちよちゃん。
鼻歌とからすのモノマネが得意。
三日目の夜、俊介ファミリーがやってきた。
忙しい時間をやりくりして、なんとかかんとか、かけつけてくれた。
そういえば
俊介との関係はこのギャラリー夢雲からはじまったんだっけ。
まだ、かけだしのカメラマンだった俊介が、作品として奥さんであるかおりさんのヌード写真をもって、
ガクさんのとこにやってきたんだっけ。
そっから、カメラマンなのにカメラを持ってきていないのはなんでや?というような話をして、
会場写真を撮ってくれ、ってことになって、
その日のうちに俊介は大阪までカメラをとりにかえり、
まだ室生にもどってきた。で、たくさんの写真を撮ってくれたんだっけ。
あれからたくさんの時間を兄弟のように一緒に過ごしたわたしたち。
俊介はとても忙しくなって。
ガクさんもとても忙しくなって。
わたしたちはあまり逢わなくなった。
それでも、
時間ってもんはつくろうとおもえば、つくれるわけで、
きょうは私のかわりに
みつが、「俊ちゃん、大好き、ちゅ、ちゅ、ちゅ」なのです。
いかんいかん。
犬のはなしだけでなくて、閑話休題、ギャラリー夢雲のはなしをしよう。
今回の朱夏3では、「竜宮」をガクさんとわたしのなかで
テーマのひとつに設定し、
大人たちの永遠につづく夏をこしらえてったつもり。
天妖シリーズでは、はじめて深海を女たちが旅しています。
二頭の竜にのって。
PARCO出版さんがとてもやさしい色の
薔薇をおくってくださり、
モノトーンの空間を和ませてくださいました。
追っかけまお。レポーターまお。いつもからだいっぱいに絵やコトバを
吸い込みにくる女の子まおちゃんは
「気合入れてきた」・・・と、着物姿。
このお部屋は、「朱夏小箱」といって、古い印刷の活字を入れていた木箱のなかに
コトバたちをもどしてあげるという試みの作品群。
まおちゃんはまっさきに「おんなのこ革命」という作品をキープ。
こちらは、和室。
ガクさんの「天妖花戦」という約10メートルはあるパノラマな作品が、
ど迫力でせまってきます。東京での展示、大阪での展示、宝塚での展示、と各地をまわってきた
作品ですが、この室生の地にやってくると
こんなにも艶やかさがますのです。
ウッドデッキを備え付けた土間にうつると、
そこは柿の木やクリの木がおいしげっているのに、
なぜか、バリのようなアジアンリゾートな雰囲気。
この空間には、ミカの「VINCENT MIKA」ヴァージョン、手書きシリーズの作品群を
転じさせていただきました。
場所のちから。
に、飲まれることなく、溶け込みすぎることもなく、
ちから強い作品を展示すること。
それがホワイトキューブな空間とおおきくちがう、ギャラリー夢雲の素敵さと恐ろしさです。
でも、作品の中の詩にもかいたけど、
負けるとか
勝つとかではなく
はじめから、かなわないものがそこにあることを
わたしたちは知っている。
かなわない大きなちからに守られながら、
わたしたちはただ、真剣にそこにいるだけ。
夢雲ねーさん、
ひさしぶりです。おぼえてますか?
このあいだの決着、あたし的にはまだついてなくて、
まずはそっから、
お手前、おねがいいたします。
夢雲ねーさん、
ねーさん、ねーちゃん、ねーたん!!!
きょうからおねがいします。
昨夜はよなかの3時ぐらいまでかかって
設営と足りてなかった作品の総仕上げ。
一番客はラックシステムの
女優あかりちゃん。
まめも室生の太陽におなかをみせて
ごろん全開。
大阪からチョコちゃん一家が
やってきてくれました。
金沢から夢雲さんのおともだち、UKIちゃんがやってきて、
「きょう」という作品を買ってくださった。
UKIちゃんのだんな様は、
色鉛筆作家のカメリアーノさん。
さっそくまめとみつの似顔絵を
書いてくださいました。
いよいよ奈良は室生村での展覧会「朱夏」がはじまります。
まめとみつも「荷物」のいちぶとなって
1週間分、約2500グラムのエサとともにお引越し。
本日のドライバーは整体師のおーなるセンセ。
木曜日はやすみとあって、おおきな車を借りてのっけてって
くださいました。次の展覧会までには
自分で運転できるようになりたい。
きょうはみさこネエの
22歳の誕生日です。
ケーキが登場しましたが・・・まめのじゃないよん。
みさこねえちゃん
おめでとー。
22歳のたんじょうび、
産んでくれたご両親に感謝する日です。
ギリギリシスターズと自称する妹ぶんでもある
【満腹食堂】のおふたりにきのうあって、
展覧会直前だがまったくもって間に合ってない、あせっていると
つたえると余裕の微笑がかえってくる。
あのね、みかさん。
この2~3日で驚くほどちからがでますよ・・・
これ、ほんと!!!
信じてみるか。
戦うきみのことを
戦わないやつがわらうだろ~♪
ふぁいと。
ふぅ!!!!ラストスパートやで。
朝からがんばって、ひたすら作品づくり・・・
指がインクだらけになって
しびれてきたので、
ランチはちょっとお外に出ようとおもってリヴァーカフェランチとしました。
まめさんはパパに抱えられています。
理由はアレです。
と・・・そこへ現れてたるが、
レオンくんファミリー。ご近所さんなのに偶然逢うのははじめて!
うひゃ。みっちゃんがパパさんが大好きなのです。
さっそくランチを
ごいっしょしました。
レオン兄き。久しぶりやなあ。今度、遊びにきてな。
今年は大きな展覧会が2回もあったから、
まめみつと遊びにいくのだいぶがまんしたけど・・・
今回は、山でずっといっしょにいられるから、許してね。
お教室のみんなには会えなかったけど、
レオンくんとあえてよかったね。
数年前、イラストレーターの奈路道程さんと二人展をしたとき、
そのタイトルを「便箋とペン」とし、
ユニット名を、まるでフランス人のように vincent-pen とした。
以来、自分でタイポグラフィでなく
ペンでなにか作品をつくろうとするときの
ペンネームをvincent-mika としています。
いよいよ来週末からスタートするギャラリー夢雲での作品展は、
久しぶりにこのvincent-mika ヴァージョンの作品が登場。ってことで、
追い込みとなった現在、手をインクまみれにして、
まめとみつのかけまわる畳の部屋で、
1日中、ペンだこができそうなぐらい書いています。
あああ、踏まないで。まだ乾いてないの・・・と・・・
字がけっしてうまいわけでもないので、試行錯誤の連続で、うわ~あかんわこれ、と
何枚もボツにしたり、わたわたとしております。
でもまだ数日ある。明日は日曜日だし、まる1日、きょうと同じをくりかえします。
ああ・・・またお教室にいけない。
まめみつごめんね。お教室のみんな、
わすれないでね!!
因島のじいちゃんからめずらしく電話があった。
敬老の日やら父の誕生日をかねて、
これまでの恩返しにと実家にテレビをプレゼントしたのだ。
大きなテレビがきたど。
ありがとう、
ありがとう、
きもちがうれしいての、
きもち手紙に書こうとおもったんじゃけど、
漢字をわすれてよいよいけん。
ようみえて
ようきこえるど。
元気でやるよ。次にあえるまで
元気でおるよ。
テレビがともだちのじいちゃんは、
時代劇が嫌いで
クイズが大好き。
理由は、未来のほうがおもしろい。
じいちゃん
もっともっと、未来をみていこね。
待つことにはなれてるもん。
天の橋立のすぐ近くに、籠(この)神社という
伊勢神宮のもとにあたる由緒正しき神社がある。
きょうはその神社の式典があり、そこで歌姫・深川和美とリュート奏者の高本一郎氏が
奉納演奏をすることになった。
で、先日、作詞させてもらった「金の波 銀の波」の歌、
それから、数年前の誕生日に書いた詩「海とさっちゃん」が朗読されることになったので
これは聴いときたいなということで
平日にもかかわらず、宮津まで飛んでったというわけです。
写真は、深川和美ちゃんと高本さん。まるで結婚式みたいですが、
そーではありません。
自分のかいたコトバが
きょうは神社に奉納されるということを
とても不思議なかんじで
身がひきしまるおもいで聞いていました。
ばあちゃんが亡くなったり、
ゼンくんが生まれたり、
Tくんが逝っちゃったり、
まめとみつがやってきたり、
ここ数年のいろんな出来事が
やっぱりわたしの愛する月と潮の満ち干の中で行われていて、
その道をいくもかえるも、手を振りながら照らす
おかあちゃんのような女がいてて
大丈夫、おいで!いってらっしゃい、おかえり!!
って背中をおしたり、抱きしめたり、
私自身もそうありたいなあ、と確認しにいったような、
思い出しにいったような、
そういう玉手箱みたいな
時間でした。
9月23日の奈良・室生でのライブは、
このメンバーに絵師のガクさん。もういちど
すてきな玉手箱が開かれるとおもう。
きょうは
はじめての宮津。
マリコとひさしぶりのドライブとお泊り。
高津神社まで散歩にいったパパさんから
電話があって。
「まめが・・・・」
心臓が凍りそうになる。
冷静にきいてみるとなにかを踏んで、痛がってて
動けなくなったから迎えに来て欲しいとのこと。
いそいでキャリーをもって
けいちゃんとかけつける。
どんなときでも、「とんでいける距離」ってどこらへんまでやねんろ?と
思いながら。
到着したらどうやら、
なおっていたようで、ぴんぴん跳ね回っていました。
おいおい。
おおきなキャリーを帰りもひきずり・・・
ま、無事でなにより。
日帰りで東京さいったので、
ちょうど渋谷をとおったので、ハチにちょっくら挨拶です。
さわやかな秋晴れで、
こんな日は、まめみつ連れて、遠出したいよなあ、と思いながら
ほんで今日もお教室おやすみしたから、
みんなどないしてるかなあ、と思いながら・・・
ま。でも、蒔いたタネの収穫祭のような1日で、
三軒茶屋でさんまさんの舞台みて、
品川で神戸コレクション。
ストレスもなく、とても楽しい1日でした。
まめみつはパパと高津さん。
ショクヨク、だいぶん回復したぜ。
まめ星人、
つかまりました。
早起きして高津さんにいくと
小学生たちが公園のゴミ拾いをしていました。
まめとみつと遊びたがったコは、
先生に叱られていました。
朝、こどもたちが公園をきれいにする。
寝坊の大人はそんなこと
知らなかったです。
そうかい
そうかい
少年よ、おなかがすいているのだね。
このわたしが
金貨をはいておまえにやろう。
食べたり、
食べなかったり。
自分のからだぐらい
自分でントロールするねんもん。
最近、ここらへんの店の前でもよおしてしまうので、
危険区域として
パパ抱っこ。